番号
|
用語
|
定義
|
対応英語
|
4.1
|
能動通信モード
|
イニシエータ及びターゲットがそれぞれ自ら発生したRFフィールドを用いて通信するモード。
|
active communication mode
|
4.2
|
ASK変調
|
伝送するデータの論理で搬送波周波数の振幅を変調すること。振幅変位キーイング変調ともいう。注記 ASKはAmplitude Shift Keyingの略。
|
ASK modulation
|
4.3
|
2進化10進法
|
4桁の2進数を使って,10進数の0〜9を表現する数値の表現法。注記 左から右へ並ぶビット列は,10進数でそれぞれ8,4,2,1の重みがある。例えば,6という数のBCD (Binary Coded Decimal)表記は,0110となる。
|
Binary Coded Decimal●BCD
|
4.4
|
衝突
|
同時に二つ以上のターゲット又はイニシエータが電波を送出することによって,イニシエータ又はターゲットが,どの対象から発せられたものであるかを区別できなくなること。
|
collision
|
4.5
|
フレーム
|
データビット及び任意選択でエラー検出用のビット列に,フレームの開始部及び終了部を付けたもの。
|
frame
|
4.6
|
H_Threshold
|
検出する外部RFフィールドのしきい値。
|
H_Threshold
|
4.7
|
イニシエータ
|
RFフィールド発生及びNFCIP-1通信開始を行うもの。
|
Initiator
|
4.8
|
負荷変調
|
RFフィールド内の共振回路の特性を変化させることによってRFフィールドを振幅変調する処理。
|
load modulation
|
4.9
|
最下位ビット先行
|
他の全てのビットよりも先に最下位ビット(lsb)を送り出す直列データ伝送方式。
|
lsb first
|
4.10
|
最下位バイト先行
|
他の全てのバイトよりも先に最下位バイト(LSB)を送り出す直列データ伝送方式。
|
LSB first
|
4.11
|
マンチェスタ符号化
|
各ビット区間の前半の物理的状態と,その状態とは異なる後半の物理的状態との組合せで,論理的ビット値を決める符号化方式。
|
Manchester coding
|
4.12
|
変調度
|
[peak−minimum]/[peak+minimum]で表される信号振幅比率。Peakは無変調の信号振幅を表し,minimumは変調した最小の信号振幅を表す(JIS X 6322-2の3.4による。)。
|
modulation index
|
4.13
|
最上位ビット先行
|
他の全てのビットよりも先に最上位ビット(msb)を送り出す直列データ伝送方式。
|
msb first
|
4.14
|
最上位バイト先行
|
他の全てのバイトよりも先に最上位バイト(MSB)を送り出す直列データ伝送方式。
|
MSB first
|
4.15
|
NFCIP-1デバイス
|
この規格を適用する実体(エンティティ)。
|
NFCIP-1 device
|
4.16
|
NFC識別子
|
受動通信モード及び能動通信モードにおいて,RF衝突回避及び単一デバイス検出処理に用いるためにランダムに発生させた数。
|
NFC Identifier●NFCIDn
|
4.17
|
NFC-SEC
|
ISO/IEC 13157-1で規定するNFCIP-1のためのセキュリティサービス及びプロトコル。
|
NFC-SEC
|
4.18
|
受動通信モード
|
イニシエータがRFフィールドを発生し,ターゲットがイニシエータからの命令に負荷変調で応答するモード。
|
passive communication mode
|
4.19
|
RF衝突回避
|
搬送波周波数に基づくRFフィールドの存在を検知し,プロトコルレベルにて衝突を回避する方法。
|
RF Collision Avoidance●RFCA
|
4.20
|
SAK
|
選択了解信号(A型) [JIS X 6322-3]。注記 SAKは,JIS X 5211:2010のSEL_RESのこと。
|
SAK
|
4.21
|
センス状態
|
能動通信モードにあるNFCIP-1デバイスが,RFフィールドへ自分が出した要求に対する応答を期待して通信開始を待っている状態。
|
sensing
|
4.22
|
単一デバイス検出
|
RFフィールドの中にある複数のターゲットの中から一つを検出するためにイニシエータが使用するアルゴリズム(衝突防止 [JIS X 6322-3])。
|
Single Device Detection●SDD
|
4.23
|
ターゲット
|
負荷変調(イニシエータがRFフィールドを発生)又は自ら発生したRFフィールドの変調を用いてイニシエータコマンドへ応答するもの。
|
target
|
4.24
|
タイムピリオド
|
RF衝突回避のために使用する,タイムスロット数で決まる時間幅。
|
Time Period
|
4.25
|
タイムスロット法
|
ターゲットが応答するときの時間窓を用意し,二つ以上の論理チャネルを割り当てて識別できるようにする方法。
|
Time Slot Method
|
4.26
|
トランザクション
|
初期化,データ交換及びデバイス選択解除。
|
transaction
|