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IPSJ-TS 0013 フォントリソース参照方式 2011制定
番号
用語
定義
対応英語
4.1
外接く(矩)形
フォントに含まれる各グリフについて個別に定義されるく(矩)形で,グリフに外接しているく(矩)形。和文フォントにこの用語が使われることは少ない。
bounding box, glyph property
4.2
最大外接く(矩)形
一つのフォント資源に対して一つ定義されるく(矩)形で,すべての外接く(矩)形を含む最小のく(矩)形。
bounding box, font property
4.3
仮想ボディ
最大外接矩形を隙間無く並べるとグリフが相互に接触する。和文フォントでは,これを避けるために最大外接く(矩)形の周囲に空間を残したく(矩)形を想定してデザインする。このく(矩)形を仮想ボディという。<br>備考4 仮想ボディを密着させてグリフを並べた組み方をベタ組という。<br>備考5 仮想ボディは,一つのフォント資源に対して一つ定義される。<br>備考6 罫線素片などの記号類の一部は,隣接するグリフが接触するようにデザインされる。<br>備考7 最大外接く(矩)形,外接く(矩)形および仮想ボディの関係を図1に示す。<br><img src="./fig/ts0013-1.jpg" width="300" alt="図1"><br>図1 最大外接く(矩)形,外接く(矩)形および仮想ボディの関係
extended body
4.4
包絡近似図形
グリフの包絡形状を近似する図形。<br>備考8 例えば“上”,“土”は“△”で近似し,“今”,“中”は“◇”で近似する。<br>備考9 書体デザインの分類に際して,グリフのデザイン傾向を評価するためにこの図形を参照する。欧文書体のデザイン分類ではアセンダ,ディセンダ,xハイトなどの図形的特徴を参照できるが,和文書体ではそれらに相当する概念がない。<br>備考10 包絡近似図形の例を図2に示す。<br><img src="./fig/ts0013-2a.jpg" width="300" alt="図2a"><br><img src="./fig/ts0013-2b.jpg" width="300" alt="図2b"><br>図2 包絡近似図形の例
approximated envelope
4.5
計測文字
書体属性の値を規定する対象となる文字。
representative character
4.6
指標文字
書体見本帳において書体の特徴を示す限られた数の文字。見本帳では数値化できない特徴をも見せる必要があるため,計測文字とは異なる基準で選ばれる。
index character
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