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JIS X 0021 情報処理用語(プロセスインタフェース) 198制定
番号
用語
定義
対応英語
21.01.02
プロセス計算機システム●プロセスコンピュータシステム
プロセスを監視又は制御するプロセスインタフェースシステムを備えた計算機システム。
process computer system
21.01.03
プロセスインタフェースシステム
プロセス計算機システムにおいてプロセス制御装置を計算機システムに接続するための機能単位。
process interface system
21.01.04
プロセス制御装置
(テクニカル)プロセスの変数を測定し,プロセス計算機システムからの制御信号に基づいてプロセスを制御し,かつ適当な信号変換を行う装置。(例)センサ,変換器,アクチュエータ
process control equipment
21.01.05
フェールセーフ動作
構成要素に故障が発生した場合に,装置の喪失,装置への障害及び運転員への危害を減じる計算機システムの動作。
failsafe operation
21.01.06
防爆形
爆発しないように,かつ爆発させないように設計された装置の構造(形式)。
explosion proof
21.01.07
サージ耐力●サージ抵抗
過電圧が加わったときに,機能が損なわれない状態を維持し得る装置の能力。
surge resistance
21.01.08
ターンオン安定時間
装置に電圧が加えられた瞬間から仕様どおりの動作が可能となるまでの時間間隔。
turn-on stabilizing time
21.01.09
環境条件
装置のもつ機能の保護と正しい動作のために必要な物理的条件。例:温度,湿度,振動,ほこり,放射線。注1.環境条件は通常,基準値と許容範囲で規定される。2.装置に対して複数の環境条件が規定される場合がある。例えば,輸送のための環境条件,保管のための環境条件及び運転のための環境条件。
environmental condition
21.01.10
雑音
信号に影響し,信号によって運ばれた情報をゆがめる外乱。
noise
21.01.11
プロセス割込み信号
プロセスから生じ,プロセス計算機システムに割込みを発生させる信号。
process interrupt signal
21.02.01
ハイウェイ
プロセス計算機システムにおいて,計算機システムとプロセスインタフェースシステム間の相互接続のための一手段。(注)バスもハイウェイも同意語として使用される場合がある。(備)バスは一般にチャネルと呼ばれる。一般にハイウェイは,ビット直列型データ伝送方式の機能をもつものをいう。
highway
21.03.01
入力サブシステム
プロセスインタフェースシステムにおけるプロセスからプロセス計算機システムへデータを転送する部分。
input subsystem
21.03.02
出力サブシステム
プロセスインタフェースシステムにおけるプロセス計算機システムからプロセスへデータを転送する部分。
output subsystem
21.03.03
アナログ入力チャネル増幅器
一つ以上のアナログ入力チャネルの後段に取り付けられ,アナログ信号レベルをAD変換器の入力範囲に適合させる増幅器。
analog input channel amplifier
21.03.04
アナログ出力チャネル増幅器
一つ以上のアナログ出力チャネルの後段に取り付けられ,DA変換器の出力信号範囲を,プロセスを制御するために必要な信号レベルに適合させる増幅器。(注)サブシステム中に共通のDA変換器がある場合は,増幅器はサンプルホールド装置の機能を果たす。
analog output channel amplifier
21.03.24
ドリフト
装置の全入力信号値が一定値を保っているとき,規定された時間内の装置の出力信号値の望ましくない変動。
drift
21.03.05
絶縁増幅器
信号回路と接地を含む他の回路との間に電気的接続のない増幅器。
isolated amplifier
21.03.06
非絶縁増幅器
信号回路と接地を含む他の回路との間に電気的接続のある増幅器。
non-isolated amplifier
21.03.07
差動増幅器
二つの入力回路をもち,二つの入力信号の差を増幅する増幅器。
differential amplifier
21.03.08
マルチレンジ増幅器
各種のアナログ信号範囲を指定された出力範囲に適合させるため,切替え可能,プログラム可能又は自動設定可能な増幅度をもつ増幅器。
multirange amplifier
21.03.09
サンプルホールド装置
アナログ信号の瞬間値を検出し記憶する装置。
sample-and-hold device
21.03.10
マルチプレクサ
幾つかの入力信号を,各々の入力信号に再生できるような方法で一つの出力信号にする装置。
multiplexer
21.03.11
デマルチプレクサ
マルチプレクサによって結合された各々の信号を出力信号群として再生する装置。
demultiplexer
21.03.12
診断機能
正しく機能しているか否かを検知し,誤りの種類を識別する機能。
diagnostic function
21.03.13
回復機能
故障発生後,正常な動作を再び続けるために必要な機能。
recovery function
21.03.14
グループ絶縁
電気回路のグループごとの電気的分離。(注)一つのグループ内では,例えば電源を介した電気的接続がある。
grouping isolation
21.03.15
正規電圧
本来の信号の電圧に加えられる,増幅器の2入力間に誘導される雑音電圧。
normal mode voltage
21.03.16
同相電圧
差動増幅器において,各本来の信号の電圧に加えられる,各入力と接地間に誘導される電圧。
common mode voltage
21.03.17
雑音除去
望ましくない正規電圧の影響を抑制する増幅器の能力。
normal mode rejection
21.03.18
同相分除去
同相電圧の影響を抑制する差動増幅器の能力。
common mode rejection
21.03.19
正常動作精度
入力における雑音によって生じる誤差を除き,装置が正常な作動条件の下で使用されているとき,許容される精度範囲。
mean rate accuracy
21.03.20
立上がり時間
ステップ関数の応答において,規定された2値間で信号が変化するのに要する時間。(注)通常これらの値は,ステップの高さの10%と90%である。
rise time
21.03.21
整定時間
規定された入力信号がシステムに入った後,出力信号が安定状態値を中心とした規定された範囲の中におさまるまでに要する時間。(注)入力は,ステップ,インパルス,ランプ,放物線,正弦波であってよい。ステップ又はインパルスに対して,範囲は最終安定状態の±2%で規定されることが多い。
settling time
21.03.22
ディジタル検出遅延時間
ディジタル入力信号の値の変化が,ディジタル入力装置によって検出されるまでの時間。
recognition time
21.03.23
クロストーク
他の回路からの望ましくないエネルギの影響によって回路中に生じる妨害。
crosstalk
21.04.01
入力保護
任意の二つの入力端子間又は任意の入力端子と接地間に加えられるおそれのある過電圧に対する保護。
input protection
21.04.02
接点保護
過電流又は過電圧に対する接点の保護。
contact protection
21.04.03
接点状態表示信号
接点が開いているか閉じているかの状態を示す信号。
contact interrogation signal
21.04.04
接点跳動
接点の開閉時に生じる望ましくない開閉現象。(備)一般に,チャタリングという。
contact bounce
21.04.05
回復時間
パルスを送る又は受けるときに,一つのパルスの終わりから次のパルスの始めまでの間に必要な時間。(注)これは,パルスを送るか又は受ける装置に適用した場合の定義である。
recovery time
21.04.06
アナログ入力チャネル(プロセス制御における)
アナログ入力サブシステム中のAD変換器と端子との間のアナログデータ経路。(注)この経路には,フィルタ,アナログ信号マルチプレクサ及び一つ以上の増幅器が含まれることがある。
analog input channel (in process control)
21.05.01
接点入力
スイッチの開閉によって発生する装置への2進入力。(注)スイッチには,機械的又は電気的なものもある。
contact input
21.05.02
ブリッジ入力回路(プロセス制御における)
1端に検出素子,他端に比較素子のあるブリッジで構成されるアナログ入力回路。
bridge input circuit (in process control)
21.05.03
最大正規電圧
サブシステムが仕様に従って作動する正規電圧の最大値。(注)次の関係がある。“最大正規電圧”は最大作動正規電圧より低く,最大作動正規電圧は最大許容正規過電圧より低い。
maximum normal mode voltage
21.05.04
最大同相電圧
サブシステムが仕様に従って作動する同相電圧の最大値。(注)次の関係がある。“最大同相電圧”は最大作動同相電圧より低く,最大作動同相電圧は最大許容同相過電圧より低い。
maximum common mode voltage
21.05.05
最大作動正規電圧
入力サブシステムに加えることのできる正規電圧であって,性能は低下するがサブシステムは作動し続ける範囲内の最大値。(注)1.文脈から明らかな場合には,“最大作動電圧”と省略してもよい。2.次の関係がある。最大正規電圧は“最大作動正規電圧”より低く“最大作動正規電圧”は最大許容正規過電圧より低い。
maximum operating normal mode voltage
21.05.06
最大作動同相電圧
入力サブシステムに加えることのできる同相電圧であって,性能は低下するがサブシステムは作動し続ける範囲内の最大値。(注)1.文脈から明らかな場合には,“最大作動電圧”と省略してもよい。2.次の関係がある。最大同相電圧は“最大作動同相電圧”より低く“最大作動同相電圧”は最大許容同相過電圧より低い。
maximum operating common mode voltage
21.05.07
最大許容正規過電圧
機能の一時的損失の可能性があるが,回路損傷を生じることなく入力サブシステムに加えることのできる正規電圧の最大値。(注)1.文脈から明らかな場合には,“最大許容過電圧”と省略してもよい。2.次の関係がある。最大正規電圧は最大作動正規電圧より低く,最大作動正規電圧は“最大許容正規過電圧”より低い。
maximum allowable normal mode overvoltage
21.05.08
最大許容同相過電圧
機能の一時的損失の可能性があるが,回路損傷を生じることなく入力サブシステムに加えることのできる同相電圧の最大値。(注)1.文脈から明らかな場合には,“最大許容過電圧”と省略してもよい。2.次の関係がある。最大同相電圧は最大作動同相電圧より低く,最大作動同相電圧は“最大許容同相過電圧”より低い。
maximum allowable common mode overvoltage
21.01.01
プロセス●テクニカルプロセス
物理変数が監視又は制御される装置で行われる一連の動作。(例)精油所における蒸留と凝縮。航空機における自動操だ(舵)と自動着陸。
process●technical process
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