一覧に戻る
このページの最下段に移る
JIS X 0129 ソフトウェア製品の評価−品質特性及びその利用要領 1994制定
番号
用語
定義
対応英語
3.1
総合評価
ソフトウェアのモジュー ル,パッケージ又は製品の受入れ又は引渡しを決定するために,特定のソフトウェア のモジュール,パッケージ又は製品に対して,特定の文書化された総合評価基準を適 用する行為。
assessment
3.2
特質
品質特性に関係付けて識別されたソフトウェア 製品の特徴。(参)例えば,特質は,プログラムのパスの長さ,モジュール性,プロ グラム構造及び原始プログラム中の注釈を含む。
feature
3.3
ファームウェア
利用者環境では変更 できないコンピュータプログラム及びデータが格納されているハードウェア。ファー ムウェア内に格納されているコンピュータプログラム及びデータは,ソフトウェアと して分類する。コンピュータプログラム及びデータを格納している電気回路の構成要 素は,ハードウェアとして分類する。
firmware
3.4
達成のレベル
品質特性に対応 する特定の値の集合によって示される,必要性を満たす度合い。
level of performance
3.5
測定
ソフトウェア品質測定法を特定のソフト ウェア製品に適用する行為。
measurement
3.6
品質
明示的又は暗示的な必要性を満たす製品又は サービスの能力をもたらす,製品又はサービスの特質及び特性の全体 (ISO8402:1986参照)。(備)契約の場合には必要性は仕様化されるが, その他の場合には暗示的な必要性も識別して定義するほうがよい(ISO8402: 1986参照)。
quality
3.7
評定
測定値を適切な評定水準に対応付ける行為 。評定は,対象ソフトウェアについて特定の品質特性がどの評定水準かを決定するた めに行う。(備)下位レベルの評定値をもとに上位レベルの評定値を求める場合及び 主観的に測定値又は評定値を直接使用する場合も評定とする。
rating
3.8
評定水準
明示的又は暗示的な 必要性に基づいて,ソフトウェアを分類する(評定する)ための,尺度上の値の範囲 。適切な評定水準は,例えば,利用者視点,管理者視点又は開発者視点といった異な る品質視点に対応して設定してもよい。これらの水準を評定水準とする。(備)評定 水準は,ISO8402で定義する“等級”(grades)とは異なる。
rating level
3.9
ソフトウェア
コンピュータシステムの運用に 関するプログラム,手順,規則及びそれらに関連するすべての文書類。
software
3.10
ソフトウェア製品
利用 者に納入するために作られたソフトウェアの実体。
software product
3.11
ソフトウェア品質
明示的又 は暗示的な必要性を満たすソフトウェア製品の能力をもたらす,ソフトウェア製品の 特質及び特性の全体。
software quality
3.12
ソフトウェア品質総合評価基準
特定のソフトウェア製品の総合 的品質が,受入れ可能か否かを決定するために用いる,定義し文書化した規則及び条 件の集合。品質は,ソフトウェア製品に対して評定された水準の集合によって表す。
software quality assessment criteria
3.13
ソフトウェア品質特性
ソフトウェア製品の品質を記述し,評価するソフトウェア 製品の属性の集合。一つのソフトウェアの品質特性は,複数の階層の副特性に展開し てもよい。
software quality characteristics
3.14
ソフトウェア品質測定法
特定のソフトウェア製品がもつ特質の値を決定するために用いる定量 的尺度及び方法。
software quality metric
一覧に戻る
このページのトップに戻る