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JIS X 4002 日本語文書交換用ファイル仕様(事務用グラフ) 1987制定
番号
用語
定義
対応英語
2(1)
文書
人間が理解できるように2次元形式で表現される情報で,例えば用紙上に印字又は画面上に表示されるもの。この規格において,文書は1ページ又は複数ページから成り,文書作成時の書式の初期値を定義する文書書式情報をもつ。
2(2)
文書ファイル
日本語文書の交換の対象となる一つ以上の文書からなるファイル。文書ファイルは文書見出し部,文書データ部からなり,一つの文書は文書見出し部中の文書見出し情報と文書データ部中の文書実体の対により媒体上に格納される。
2(3)
ファイル
一つの単位として取り扱われる関連したレコードの列。ファイルは,一つのボリュームの全体若しくは一部,又は二つ以上のボリュームにまたがって格納することができる。
2(4)
ボリューム
取付け取外しができるデータ媒体の物理的単位。この規格においては,フレキシブルディスクカートリッジがこれに相当する。一つのボリュームには,一つのファイルの全体若しくはその一部,又は二つ以上のファイルを格納することができる。
2(5)
レコード
媒体上の格納及び読出しの単位となる連続したデータの集合。この規格では256バイトの長さとする。
2(6)
エクステント
連続した昇順のアドレスをもつレコードの列。
2(7)
システムラベル
JIS X 0603(情報交換用フレキシブルディスクカートリッジのラベルとファイル構成)によって規定されているボリューム見出しラベル,ファイル見出しラベルなどの集まり。
2(8)
文書見出し情報
文書ファイルに格納される文書実体に先立って置かれる情報であって,各文書を識別し,その記憶場所,文書の属性等を表すもの。
2(9)
文書交換水準
交換する文書中に含まれる事務用グラフの有無,取り扱う文字の符号化表現及び制御文字などの種別により区分した文書の水準。
2(10)
文書書式情報
文書を印字する用紙の規格,用紙上における文字の物理的な配置,個々の文字の物理的な表現方法などを定める情報。この規格においては,交換文書の書式の初期値を定義するために使用する。
2(11)
制御文字
制御機能を表現する符号化文字。
2(12)
図形文字
制御文字以外の符号化文字であって,印字・表示の可視的表現をもつもの。
2(13)
漢字間隔
JIS X 0208(情報交換用漢字符号系)による間隔を表現する文字。
2(14)
テキスト
1ページ又は複数ページからなる文書の図形文字及び制御文字の列。
2(15)
ページ
用紙の物理的な制約又は文書の体裁に基づいて分割されたテキスト。
2(16)
字方向
文字の読みの方向。
2(17)
行方向
文字の読みの方向に直角な方向。
2(18)
行
ページ内の文字の1字元的並びで,ページを字方向に区分する単位。
2(19)
文字ピッチ
文字を行中に並べる場合の字送り量。
2(20)
行ピッチ
行を並べる場合の行送り量。
2(21)
縦書き
各行の文字が上から下へ,縦読みになるような文字の配列。
2(22)
横書き
各行の文字が左から右へ,横読みになるような文字の配列。
2(23)
動作位置
次に処理しようとしている文字位置。処理した後は,動作位置は,通常1文字分進む。
2(24)
行始端
行の最初の文字が始まる位置。横書きの場合は左端の文字が始まる位置で,文書書式情報の字方向余白欄の文字数に対応する余白の次の文字位置。
2(25)
行終端
行の最後の文字位置。横書きの場合は右端,縦書きの場合は下端の文字が終わる位置で,文書書式情報の字方向余白欄の文字数と1行当たり文字数欄の文字数の和に対応する文字位置。
2(26)
全角
字方向の大きさが,通常である文字の大きさ。
2(27)
半角
字方向の大きさが,全角の50%である文字の大きさ。
2(28)
倍角
字方向の大きさが、全角の200%である文字の大きさ。
2(29)
事務用グラフ
文書に含まれる情報のうち,グラフ形式で表現される情報で,この規格では折れ線グラフ,棒グラフ,積上げ棒グラフ,帯グラフ及び円グラフとする。
2(30)
基準軸
折れ線グラフ,棒グラフ及び積上げ棒グラフを表現する基本となる軸。
2(31)
実データ軸
基準軸と直角な方向にとられる軸。
2(32)
基線
実データ軸の基準となる位置から基準軸に平行に引かれた直線で,基準軸に対して二次的に使用する基準となる線。
2(33)
要素
事務用グラフを構成するデータの集合単位。折れ線グラフ,棒グラフ及び積上げ棒グラフにおいては基準軸を構成し,帯グラフ及び円グラフにおいては全体に対する割合を示す。
2(34)
項目
同じ性質をもつ要素の種類。
2(35)
ブロック
文書のページ内において事務用グラフの存在する長方形(正方形を含む。)の領域。そこに事務用グラフを配置する。
2(36)
ブロック書式情報
ブロックの番号や大きさを規定する情報。
2(37)
グラフ領域
ブロック内においてグラフを表現する領域。
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