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JIS X 4101 開放型文書体系(ODA)及び交換様式−第1部 総則 1993制定

番号 用語 定義 対応英語
(1) 頭そろえ この用語は,次の二つの意味に用いる。(a)行に一連の文字像を位置決めする割付け処理又は可視化処理の結果であって,これによって,その一連の文字像中の先頭の文字像の位置決め点が行起点に,又は第1行目の字下げ若しくは張出して指定されている場合にはその指定された点に位置決めされる。(b)指定された文字例に一連の文字像を位置決めするタブそろえであって,これによって,その一連の文字像中の先頭の文字像の位置決め点がタブ停止位置に位置決めされる。 start-aligned
(2) 位置決め点 文字像を配置する基準となる点。すなわち,文字は,位置決め点を使って動作位置に可視化される。 position point
(3) 位置決め領域 基本割付け対象体中の長方形の領域であって,そこにすべての文字像の位置決め点及び字送り点が配置される。 positioning area
(4) 因子集合 一つ以上の対象体クラス記述部であって,特定構造を表現する対象体記述部の属性を共通化するのに使用される。 factor set
(5) 右方端 枠又は区画の端であって,割付け進行方向に平行な端であり,その枠又は区画の中を割付の進行方向に進むときの右手の側にある端。(備)割付け進行方向を基準として,前方端,後方端,左方端及び右方端と呼ぶ。 right hand edge
(6) 外部文書クラス 共通構造をもたない交換文書の文書概要によって参照される文書クラス。 external document class
(7) 格納 文書の検索を容易にするために,ある定められた方法に従って文書を保管すること。 filing
(8) 可視化順序 割付け対象体に直属する下位の割付け対象体群をその割付け対象体に可視化するための優先順位。 imaging order
(9) 可視化処理 文書概要,特定割付け構造,共通割付け構造,表示体裁及び内容部を使って,文書を人が知覚できる形で表示媒体上に作成する処理。 imaging process
(10) 画像要素●画素 絵の中でそれぞれ独立に参照することができる最小の図形要素(ラスタ図形要素ともいう。) picture element●pel
(11) 画素間隔 基本割付け対象体中の線方向に隣り合った二つの画素間の距離。 pel spacing
(12) 画素進行方向 基本割付け対象体中の線方向に引き続く画素の進行方向。 pel path
(13) 画素配列 画像を表現するために使用する2次元の画素の配列。 pel array
(14) 下端 基本割付け対象体の位置決め領域の端であって,行進行方向の側にある端。 bottom edge
(15) 可変字送り 位置決め点と字送り点との間の距離が文字像の違いによって変化するフォントの特性。 variable spacing
(16) 間隔比率 画素間隔に対する線間隔の比率。 spacing ratio
(17) 関心領域 仮想の座標空間内にある長方形の領域であって,その辺は座標系の軸に平行であり,可視化しようとしている幾何学図形又は一部を囲っている領域。 region of interest
(18) 幾何学図形要素 幾何学図形の手段によって像を記述するのに使用する図形要素。(備)幾何学図形要素には,幾何学的な基本の形を記述する点,弧,線などが含まれる。 geometric graphics element
(19) 記述子 文書概要,対象体クラス記述部,割付け体裁,表示体裁又は対象体記述部を表現するデータ構造。 descriptor
(20) 記述部 構造要素に対応する構成体。 description
(21) 基準点 基準領域の隅にある点であって,画素進行方向及び線進行方向の両者の反対側にあって,画素の位置決めに使用する。 reference point
(22) 基準領域 基本割付け対象体内の長方形の小さい領域であって,その辺の長さはそれぞれ画素間隔及び線間隔に等しく,その一つの領域内に一つの画素の主要部分が可視化される。 reference area
(23) 基本外 与えられた文書応用仕様の範囲で行う文書交換において,文書概要中でその使用が宣言されている場合にだけ許される属性値,制御機能パラメタ値,その他の機能に対する修飾語。 non-basic
(24) 基本構成部品 基本論理対象体,基本割付け対象体又はこれらを導き出すことができる対象体クラス。 basic component
(25) 基本測定単位●BMU 25.4 mmの1/1200に等しい線形の測定単位。(備)文書を特定の可視化装置に対応付けるために,局所的に定義された倍率を基本測定単位に適用してもよい。 basic measurement unit
(26) 基本値 与えられた文書応用仕様の範囲で行う文書交換において,無条件に許される属性値,制御機能パラメタ値,その他の機能の値。 basic value
(27) 基本論理対象体 特定論理構造中の対象体であって,従属するものをもたないもの。 basic logical object
(28) 基本割付け対象体 特定割付け構造中の対象体であって,従属するものをもたないもの。 basic layout object
(29) 行送り幅 基本割付け対象体中の二つの隣り合った参照線間の距離(JIS X 4106参照)。 line spacing
(30) 行起点 行枠中の点であって,その行枠の位置決めに使用される。 line home position
(31) 行進行方向 基本割付け対象体中での引き続く行枠の進行方向(JIS X 4106参照)。 line progression
(32) 共通内容部 対象体クラスと結び付けられる内容部。 generic content portion
(33) 共通内容部記述部 対象体クラス記述部と結び付けられる内容部記述部。 generic content portion description
(34) 共通文書 交換された文書の処理に使用するために,共通構造の交換を意図して構造化された情報の集まりであって,付加的に体裁及び内容部が付随することもある。 generic-document
(35) 共通論理構造 論理対象体クラス及びそれと結び付けられる共通内容部の集合。 generic logical structure
(36) 共通割付け構造 割付け対象体クラス及びそれと結び付けられる共通内容部の集合。 generic layout structure
(37) 行末 行の終わり又は文字順列の終わりを示す制御機能又は制御機能の組合せ。 line terminator
(38) 行枠 一連の文字像が位置決められる長方形の領域。 line box
(39) 切取り画素配列 すべての切取りパラメタを考慮して決められたとおりに可視化される有効な画素配列。 clipped pel array
(40) 区画 枠又はページの中の長方形の領域に対応する基本割付け構成部品。 block
(41) 結合 識別子と値からなる対であって,その値はどんな種類でもよく,式で指定してもよい。その値は,結合識別子を使って呼び出す。 binding
(42) 検索 以前に格納された情報を取り出すこと。 retrieval
(43) 現割付け位置 発生する各割付けの流れに対して割付け処理をする間,維持される最下位の枠の識別。 current layout position
(44) 交換 発進システムから受信システムに文書を渡す処理。 interchange
(45) 交換データ要素 文書の構成体を表現するデータ構造。 interchange data element
(46) 交換様式 交換のために文書を表現する規制。 interchange format
(47) 交換様式クラス 特定の応用に適する交換様式の形式。(備)この規格群で定義されるクラスは,交換データ要素の順序付け又は符号化によって異なる。 interchange format class
(48) 交差 表示媒体上で二つ以上の割付け対象体が部分的に又は完全に重なっている重複(共通)部分。 intersection
(49) 交渉ページ 文書の送信者が想定しているとおりに,理想的な大きさの表示面をもつ長方形の領域。(備)理想的な大きさの例は,JIS P 0138(紙加工仕上寸法)に規定されているものである。 nominal page
(50) 構成体 属性の集合であって,次のうちの一つ。文書概要,対象体記述部,対象体クラス記述部,表示体裁,割付け体裁又は内容部記述部。 constituent
(51) 構成部品 対象体又は対象体クラス。 component
(52) 構造要素 文書の構造上の要素であって,内容部,対象体及び対象体クラスからなる。 structural element
(53) 後方端 枠又は区画の端であって,割付け進行方向に直交する端であり,その枠又は区画の中を割付け進行方向に進むときの後方の側による端〔3.(5)参照〕。 trailing edge
(54) 項目識別子 内容部の先頭の文字行に先行する文字列であって,後続の文章を識別するために使用する。 item identifier
(55) 固定字送り 位置決め点から字送り点までの間の距離がすべての文字像で同じであるフォントの特性。 constant spacing
(56) 固定字送り幅(固定字送りフォント用の) 固定字送りフォントにおいて,字間が0のときの引き続く文字像の位置決め点間の距離。 character spacing
(57) 再生保証領域 縁に対して許容された損失となる部分を除いた後に,公称ページ上に残る長方形の領域。 assured reproduction area
(58) 左方端 枠又は区画の端であって,割付け進行方向に平行な端であり,その枠又は区画の中を割付け進行方向に進むときの左手の側による端〔3.(5)参照〕。 left hand edge
(59) 左右突出部 文字の一部分であって,その文字の位置決め点又は字送り点を越えている部分。 kern
(60) 参照線 行起点を通り文字進行方向に平行な線。 reference line
(61) 字送り点 文字像と結び付けられている参照点であって,次の文字像を位置決めするために使用される。 escapement point
(62) 字間 引き続く文字像の間に入れられる送り幅の追加量。 inter-character space
(63) 資源文書 他の文書の一つ以上の対象体クラス記述部から参照される対象体クラス記述部を一つ以上含む共通文書。 resource document
(64) 字下げ 行に対する一連の文字像を文字進行方向に行起点から距離をおいて配置するようにする割付け処理又は可視化処理の結果。 indentation
(65) 始端 基本割付け対象体の位置決め領域の端であって,文字進行方向と逆方向の端。 start edge
(66) 指定文字そろえ 指定された文字列に一連の文字像を位置決めするタブそろえであって,これによって,その文字列中の指定された文字群の先頭の文字像の位置決め点がタブ停止位置に位置決めされる。 aligned around
(67) 事務文書用言語●ODL この規格群に適合した解放型文書体系文書を表現するマーク付けの言語である文書記述言語SGML (Standard Generalized Markup Language, JIS X 4151参照)の応用。 Office Document Language
(68) 終端 基本割付け対象体の位置決め領域の端であって,文字進行方向の前方の側にある端。 end edge
(69) 順番 構造中で対象体を順序付ける用法であって,個々の対象体の直属のすべての従属体が続き,その後に,その対象体と同一の直属上位体をもつ他の対象体が続くように順序付けられる。すなわち,木構造をたどるある順序である。 sequential order
(70) 上端 基本割付け対象体の位置決め領域の端であって,行進行方向の後方の側にある端。 top edge
(71) 初期点 この用語は,次の二つの意味に用いる。(a)基本割付け対象体と結び付いている点であって,これを基準として,その基本割付け対象体中に可視化されるすべての行枠が位置決めされる(JIS X 4106参照)。(b)基本割付け対象体と結び付いている点であって,これを基準として,その基本割付け対象体中に可視化されるすべての画素が位置決めされる(JIS X 4107参照)。 initial point
(72) 書式換え 以前に書式付けられた文書に新たに書式付けの操作を行うこと。 reformatting
(73) 書式付き形式 文書の表現形式の一つであって,発進者が意図したとおりに文書を表示することができるが,編集及び書式付け(書式換えを含む。)はできないもの。 formatted form
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