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JIS X 5001 伝送回線上のキャラクタ構成と水平パリティの用法 1982改正●1971制定

番号 用語 定義 対応英語
2(01) データ伝送回線 データを伝送するために送信及び受信のデータ伝送通信路で構成される回線。
2(02) キャラクタ データの構成,制御又は表現に用いる要素となるもので,文字,数字,記号及び機能を表現するものからなる。
2(03) 7単位符号 キャラクタをコード化するために7ビットを用いて文字,数字,記号及び制御機能を表現する符号。
2(04) ディジタル2進直列 1と0の2元状態のデータを伝送するときに,それを時間的な系列として一つの回線に順次伝送する形式。例えば,キャラクタを伝送するときに,b1から順次b2,b3…の時間的な系列として伝送する方法である。
2(05) 調歩式 字信号に対応する個々の符号(エレメント群)に対して,スタート信号(エレメント)及びストップ信号(エレメント)をそれぞれ先行及び後続させるような同期の一形式。
2(06) 同期式 どの二つの有意瞬間をとっても間隔が単位間隔の整数倍である同期の一形式。
2(07) データ信号速度 相対する端末装置間における情報を伝送する速度をいい,ビット/秒の単位で表す。ディジタル2進直列伝送の場合は,秒で表した最小有意間隔長の逆数がデータ信号速度になる。
2(08) 状態Aと状態Z 信号極性には状態Aと状態Zの二つの状態があり,0と1の2元状態との対応は,表1のとおりである。(#表有り)
2(09) 1単位長 符号単位の長さで,ディジタル2進直列伝送においては,データ信号速度の逆数が1単位長となる。例えば,200ビット/秒における1単位長は,5ミリ秒(1/200秒)である。
2(10) 水平パリティチェック 媒体に記録された2進符号において,媒体の運動方向に対し水平方向のビットについて奇偶検査を行うこと。
2(11) 情報トラック ビットb1,b2,…,bpで構成されるキャラクタの列において,あるビット番号に着目したときの列。例えば,紙テープに情報を記録するためにあけられる孔の長手方向の列をいう。
2(12) SOH ヘッディング開始(Start of Heading)符号で,情報電文のヘッディングの最初の符号として使用する伝送制御キャラクタ。
2(13) STX テキスト開始(Start of Text)符号で,テキストに先行し,かつ,ヘッディングの終結にも使用する伝送制御キャラクタ。
2(14) ETB 伝送ブロック終結(End of Transmission Block)符号で,伝送上の理由で分割されたデータブロックの終結を示す伝送制御キャラクタ。
2(15) ETX テキスト終結(End of Text)符号で,一つのテキストの終結を示す伝送制御キャラクタ。
2(16) SYN 同期信号(Synchronous Idle)符号で,同期信号方式で他の信号を伝送しない状態において同期をとり,又は同期を維持するための信号として使用する伝送制御キャラクタ。
2(17) 監視用キャラクタ データ伝送において,送受信状態の監視を行うために相互に伝送されるキャラクタ。例えば,伝送の順方向には,ポーリング,セレクション,状態識別,放棄,終結,中断などのキャラクタがあり,伝送の逆方向には,応答,中断,切断などのキャラクタがある。

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