一覧に戻る
このページの最下段に移る
JIS X 5105 ハイレベルデータリンク制御手順の手順要素 1991改正●1978制定
番号
用語
定義
対応英語
3.01
アポート
送信中の一次局,二次局又は複合局が直前のフラグシーケンス以降に送信したすべてのピット列を受信側に廃棄(及び無視)させるために使用する機能。
abort
3.02
受入れ
局(一次局,二次局又は複合局)が正常に受信したフレームを受け入れて処理できる状態。
accept
3.03
アドレス部
フレームを送信した(又は,受信すべき)二次局又は複合局識別するための開始フラグの直後8ビット(拡張アドレスの場合は,8の整数倍のビット数)のビット列。
address field
3.04
アドレス部拡張
より多くのアドレス情報をもつために行うアドレス部の拡張。
address field extension
3.05
基本状態
情報部をもつフレームを送受信できる二次局又は複合局の状態。
basic status
3.06
集中制御
データリンクの一次局のすべての機能が,一つの局に集中している制御。
centralized control
3.07
複合
データリンクの複合局の制御機能をもつ局の役割。(備)複合局は,送信するコマンド及びレスポンスを作成し,受信したコマンド及びレスポンスの解釈を行う。複合局に特別に割り当てられた責任を次に示す。(a)制御信号交換の初期化。(b)データフローの組立て。(c)受信したコマンドの解釈及び適切なレスポンスの作成。(d)データリンクレベルの障害制御及び障害回複機能に関する動作。
combined
3.08
コマンド
データ通信において,フレーム内の制御部によって表現する指示であって,一次局又は複合局が送信し,あて先の二次局又は複合局に特定のデータリンク制御機能を実行させるもの。
command
3.09
コマンドフレーム
コマンドフレームは,次のいずれかとする。(a)一次局が送信するすべてのフレーム。(b)複合局が送信するフレームのうち,他の複合局のアドレスをもつもの。
command frame
3.10
コンテンションモード
送信側が自分の主導で送信できる伝送のモード。
contention mode
3.11
制御
フレームのアドレス部の直後8ビット(拡張モードの場合は,16ビット)のビット列。(備)制御部の内容を解釈するのは,次に示す局とする。(a)アドレス部によって示され,コマンドによって特定の機能の動作を指示された二次局又は複合局。(b)一つ以上のコマンドに対する応答のフレームをアドレス部で示される二次局又は複合局から受信した一次局又は複合局。
control field
3.12
制御部拡張
制御情報を追加するための制御部の拡張。
control field extension
3.13
データ通信
JIS X 0009の09.01.03による。
data communication
3.14
データリンク
相互に結合された二つ以上の端末装置及びそれらの端末装置を結合し,情報の交換が可能な特定の方法で動作する回線の集り。(備)この場合,“端末装置”という言葉は,データ送信側及びデータ受信側の意味合いを含まない。
data link
3.15
データリンクレベル
データリンク制御を行う局(1次局,二次局及び複合局)の階層構造内の制御及び処理の概念的レベル。(備)データリンクレベルの機能は,高位レベルとデータリンクとのインタフェースを提供する。これには,次のものを含む。(a)(送信時の)ビット“0”の挿入及び(受信時の)ビット“0”の削除。(b)アドレス部及び制御部の解釈。(c)コマンドフレーム及びレスポンスフレームの生成,転送及び解釈。(d)フレーム検査シーケンスの計算及び正当性の判断。
data link level
3.16
データ伝送
JIS X 0009の09.01.02による。
data transmission
3.17
全二重伝送
JIS X 0009の09.03.01による。
duplex transmission
3.18
例外状態
フレームを受信したとき,伝送誤り又は内部処理の異状によって処理が不可能な二次局又は複合局の状態。
exception condition
3.19
フラグシーケンス
フレームの開始及び終了を示す特別な8ビットのビット列“01111110”。
flag sequence
3.20
フレーム
開始フラグシーケンスと終了フラグシーケンスの間にある連続したビット列。(備)有効なフレームは,最低32ビットの長さとし,アドレス部,制御部及びフレーム検査シーケンスをもつ。フレームには,情報部をもたなくてもよい。
frame
3.21
フレーム検査シーケンス●FCS
フレームの終了フラグシーケンスの直前にあって,受信側で伝送誤りを検出するためのビット列。
frame check sequence
3.22
半二重伝送
JIS X 0009の09.03.02による。
half-duplex transmission
3.23
高位レベル
局の階層構造において,データリンクレベルの上位に存在する制御及び処理の概念的レベル。データリンクが動作するために必要な装置の制御,バッファの割付け,局管理などの機能は,高位レベルに依存する。
higher level
3.24
情報部
制御部の最後のビットとフレーム検査シーケンスの最初のビットの間にあるビット列。(備)データリンクレベルでは,Iフレーム及びUIフレームの情報部の内容を解釈しない(6.1参照)。
information field
3.25
フレーム間タイルフィル
フレームとフレームの間に送出するフラグシーケンス。(備)この規格では,フレーム内のタイルフィルについては,規定しない。
information time fill
3.27
無効フレーム
開始フラグシーケンス受信後のビット列であって次のいずれかのもの。(a)アポートシーケンスで終結するもの。(b)終了フラグシーケンスまでが32ビット以下のもの。
invalid frame
3.27
一次局
データリンクの一次局の機能,すなわち送信するコマンドを作成し,受信したレスポンスを解釈する機能をもつ局。(備)一次局に割り当てられた機能を次に示す。(a)制御信号交換の初期化。(b)データフローの組立て。(c)データリンクレベルの障害制御及び障害回復機能に関する動作。
primary station
3.28
一次又は二次局
一次局でも二次局でもどちらでもよい場合。
primary/secondary
3.29
レスポンス
データ通信においてフレーム内の制御部で表現する応答であって,二次的局又は複合局が一つ以上のコマンドに対して実行した動作に関し,一次局又は複合局に伝えるもの。
response
3.30
レスポンスフレーム
レスポンスフレームは,次のいずれかとする。(a)二次局が送信するすべてのフレーム。(b)複合局が送信するフレームのうち,送信を行った複合局のアドレスをもつもの。
response frame
3.31
二次局
一次局の指示によってデータリンク制御機能を実行する局。(備)二次局は,受信したコマンドを解釈し,レスポンスを生成して送信する。
secondary station
3.32
二次局状態
一次局から受信した一連のコマンド処理に関わる二次局の状態。
secondary station status
3.33
両方向交互データ通信
JIS X 0009の09.05.03による。
two-way alternate data communication
3.34
両方向同時データ通信
JIS X 0009の09.05.02による。
two-way simultaneous data communication
3.36
非番号制コマンド
制御に順序番号を含まないコマンド。
unnumbered commands
3.36
非番号制レスポンス
制御部に順序番号を含まないレスポンス。
unnumbered responses
一覧に戻る
このページのトップに戻る