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JIS X 5704 開放型システム間相互接続−コミットメント,並行処理及び回復サービス要素のサービス定義 1995制定
番号
用語
定義
対応英語
3.6.1
受諾側
CCRサービスの指示プリミティブを受けるCCRサービス利用者で,確認型サービスの場合,応答プリミティブを出す。
acceptor
3.6.2
応用障害
正常仕様を満たす応用エンティティ起動の障害。
application failure
3.6.3
原子動作
原子性,一貫性,独立性及び耐久性の特性によって特徴づけられた分散型適用業務の特定な操作群。
atomic action
3.6.4
原子動作分枝●分枝
原子動作の主要部分を表す二つのCCRサービス利用者の間の関係。この関係は,通信障害又は応用障害を乗り切るかもしれない。この関係は,CCRサービスの仕様で始まり,CCRサービスの仕様又は通信障害,若くは応用障害で完了する。
atomic action branch●branch
3.6.5
原子動作分枝識別子●分枝識別子
原子動作の適用範囲内で分枝を一意に識別するために上位が割り当てた値。
atomic action branch identifier●branch identifier
3.6.6
原子動作データ
原子動作及びその分枝の状態及び制御情報。応用障害又は通信障害が起きた場合,回復される原子動作データは,保管される。
atomic action data
3.6.7
原子動作識別子
OSI環境内で原子動作を一意に識別するために最上位が割り当てた値。
atomic action identifier
3.6.8
原子動作木
原子動作の操作に関するCCRサービス利用者間の階層的な関係。
atomic action tree
3.6.9
原子性
その操作群がすべて実行されるか又は何も実行されないという特性。
atomicity
3.6.10
制御対象データ
原子動作の一部としてCCRサービス利用者がアクセス及び処理するデータ。制御対象データは,応用障害及び通信障害を乗り切ることができ原子動作分枝を超えて存在する。
bound data
3.6.11
CCRサービス提供者
同じ原子分枝に関係する二つの同位CCR応用サービス要素。
CCR service-provider
3.6.12
CCRサービス利用者
応用エンティティ起動の一部で,原子動作木の一つ以上の分枝の調整をするためにCCRサービスを使用する。
CCR service-user
3.6.13
原子動作分枝のコミットメント●コミットメント
最終状態で制御対象データを開放した原子動作分枝の完了。
commitment of an atomic action branch●commitment
3.6.14
通信障害
支援しているアソシエーションの予期しない解放。
communication failure
3.6.15
保証動作
自発的判断と最上位の判断の間の不一致によって起きた不整合判明状態から初期状態又は最終状態に再確立するために使用する操作。
compensating action
3.6.16
並列処理制御
原子動作の独立性特性が保証されている並列処理原子動作によって使用される制御対象データの変更を調整する実開放型システム機構。
concurrency control
3.6.17
コミットメントの確認
下位が自局コミットメント手順を完了したという下位から上位への声明文。
conformation of commitment
3.6.18
一貫性
操作群の結果は,適用業務の意味に関して間違いなく,正確に及び有効に実行されるという特性。
consistency
3.6.19
組込み側サービス
CCRの意味を自身のサービスプリミティブに組み込み,CCRの転送構文を自身のプロトコルデータ単位で運ぶ上位参照仕様。
cooperating main service
3.6.20
分散型適用業務
OSI環境で相互接続する複数の応用エンティティ起動を使って成し遂げる情報処理業務。
distributed application
3.6.21
不確定期間
CCRサービス利用者(最上位を除く)のための期間で,その上位にコミットメント可能通知することを決めたときに始まり,コミット又はロールバックの命令を受けたときに終わる原子動作のある期間。
doubt period
3.6.22
耐久性
完了したすべての操作群の結果は,いかなる障害によっても変わらないという特性。
durability
3.6.23
最終状態
原子動作の完了した応用操作の結果によっても変わらないという特性。
final state
3.6.24
自発的判断
CCRサービス利用者の判断で,上位によってコミット又はロールバックを命令される前に,上位にコミットメント可能通知し,制御対象データのすべて又は一部を解放すること。
heuristic decision
3.6.25
初期状態
原子動作を最初に使用したときの制御対象データの状態。
initial state
3.6.26
中間CCRサービス利用者●中間
下位及び上位の両方の役割をもつCCRサービス利用者で,最上位CCRサービス利用者又はその他の中間CCRサービス利用者の下位となり,一つ以上のほかの中間及び/又は最下位CCRサービス利用者の上位となる。
intermediate CCR service-user●intermediate
3.6.27
中間状態
制御対象データを処理している間の状態で,初期状態でも最終状態でもない状態。
intermediate state
3.6.28
割込み分枝
応用障害又は通信障害によって解放されたアソシエーションを支援していた原子動作分枝。
interrupted branch
3.6.29
独立性
ある操作群の部分的な結果は,現在行われている操作群の操作以外はアクセスできないという特性。この定義は,この特性をもち,制御対象データを共有する異なる操作群が,連続して行われることを意味する。
isolation
3.6.30
最下位CCRサービス利用者●最下位
下位の役割だけをもつCCRサービス利用者で,最上位CCRサービス利用者又は中間CCRサービス利用者の下位となる。最下位CCRサービス利用者の下位はない。
leaf CCR service-user●leaf
3.6.31
局所的コミットメント手順
すべての制御対象データを最終状態に確立し,平行処理制御を除去し,原子動作の実行で使用中のすべての資源を解放すること。
local communication procedures
3.6.32
局所的ロールバック手順
すべての制御対象データを初期状態に最確立し,平行処理制御を除去し,原子動作の実行で使用中のすべての資源を解放すること。
local rollback procedure
3.6.33
最上位CCRサービス利用者●最上位
上位の役割をもつCCRサービス利用者で,原子動作木の生成において,その上位はない。しかし,最上位CCRサービス利用者は,一つ以上の中間及び/又は最下位CCRサービス利用者の上位となる。
master CCR service-user●master
3.6.34
自発的不整合判明状態●不整合判明状態
CCRサービス利用者が,最上位と異なる状態で制御対象データを解放したときの自発的判断の結果によって生じた制御対象データの状態。
mixed heuristic situation●mixed situation
3.6.35
原子動作分枝のコミットメント可能通知●コミットメント可能通知
下位がコミットメント又はロールバックの準備ができたという下位から上位への声明文。
offer of commitment of an atomic action branch●offer of commitment
3.6.36
原子動作文枝のコミットメント命令
原子動作文枝のコミットメントを始めるための上位から下位への声明文。
order of commitment of an atomic action●order of commitment
3.6.37
第1フェーズ
最上位でないCCRサービス利用者の場合,上位にコミットメント可能通知することを決めるまでの原子動作の期間で,最上位CCRサービス利用者の場合,原子動作をコミットすることを決めるまでの期間とする。この規格は,第1フェーズの始まりは規定しない。
phase I
3.6.38
第2フェーズ
最上位でないCCRサービス利用者の場合,上位にコミットメント可能通知することを決めたときに始まる原子動作の期間で,最上位CCRサービス利用者の場合,原子動作をコミットすることを決めたときに始まる期間とする。第2フェーズは,いかなるCCRサービス利用者も,分枝がすべて終了し,更に原子動作の終了との関わりがすべて完了したときに終わる。
phase II
3.6.39
強制ロールバック
CCRが使用する回復機能。強制ロールバックは,CCRサービス利用者が応用障害又は通信障害をロールバックとして扱うことを条件付きで許す。強制ロールバックは,分枝の原子動作データが記録されていないときに起こる。さらに,下位として動作しているCCRサービス利用者は,分枝の原子動作データを記録していたが,回復の間に上位が記録してないことが分かった場合,ロールバックを仮定してもよい。
presumed rollback
3.6.40
原子動作分枝の回復●回復
CCRサービス利用者が責任をもつ割込み原子動作分枝を完了するためにCCRサービス利用者が利用する手順。
recovery of an atomic action branch●recovery
3.6.41
原子動作分枝の回復責任●回復責任
回復を行うかを決定するCCRサービス利用者の特性。CCRサービス利用者は,CCRサービスを使用する結果としてこの特性を取得し,電子動作分枝の完了までこの特性を保持する。
recovery responsibility for an atomic action branch●recovery responsibility
3.6.42
上位参照仕様
CCRサービスの使用を規定している応用層の規格又はその他の仕様。CCRサービスは,常に上位参照仕様と一緒に使用される。
referencing specification
3.6.43
要求側
CCRサービスの要求プリミティブを出すCCRサービス利用者で,確認型サービスの場合,確認プリミティブを受ける。
requestor
3.6.44
原子動作分枝のロールバック●ロールバック
初期状態で制御対象データを解放した原子動作分枝の完了。
rollback of an atomic action branch●rollback
3.6.45
原子動作分枝の下位●下位
分枝の開始要求を受け,コミットメント可能通知し,コミットメントの命令を受けるCCRサービス利用者。
subordinate of an atomic action branch●subordinate
3.6.46
原子動作分枝の上位●上位
分枝の開始を要求し,コミットメント可能通知を受け,コミットメントを命令するCCRサービス利用者。
superior of an atomic action branch●superior
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