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JIS X 5902 情報資源辞書システムサービスインタフェース 1994制定

番号 用語 定義 対応英語
3.2.1 活性状態 関連するすべてのIRDSサービスからアクセスが可能な辞書の状態。IRDが活性状態でないときは, Reactivate IRDサービスだけが適用可能になる。 active
3.2.2 保管状態 現状では,データは,もはや活用されていないことを示す内容状態クラス。 archived
3.2.3 属性 オブジェクトの特性。 attribute
3.2.4 共通表 IRD定義及びIRDのそれぞれの水準対について1個ずつ存在し,双方の水準で利用する表。関連するIRD間では共用されない。 common table
3.2.5 内容モジュール オブジェクトの集合。IRD定義又はIRDの中に同時に,かつ同じ導入元から導入される。導入元は,そのモジュールの導入源を示すモジュール名によって識別される。 content module
3.2.6 文脈 省略時値指定又は利用者要求によって確定するワーキングセット。その中でIRDSサービスが実行される。 context
3.2.7 管理状態 データが安定であることを示す内容状態クラス。その中ではデータの変更はできない。 controlled
3.2.8 定義オブジェクト IRD水準に存在する可能性のあるデータを管理するために,IRD定義水準に記録するオブジェクト。 definition object
3.2.9 辞書 1個のIRD定義又はIRD。 dictionary
3.2.10 環境表 それぞれのIRD定義について,1個だけ存在する表。そのIRD定義及びそれに関連するIRDに対する提供されるサービスを管理する。関連するIRD間で共用される。 environment table
3.2.11 実装定義 この規格では定義しない動作。しかし,この動作は,すべての実装において,正確に定義されなければならない。 implementation-defined
3.2.12 実装依存 この規格で定義されず,かつ実装での定義の必要がない動作。さらに,その動作は,各動作間での一貫性を保障する必要がない。 implementation-dependent
3.2.13 内部表 IRD定義及びIRDのそれぞれの水準対について1個ずつ存在する表。それ自体は,オブジェクトの表現を行わず,オブジェクトの管理及び版制御を行う。これらの表は,オブジェクトに関連したサービス(9.参照)ではアクセスできない。 internal table
3.2.14 IRD特定表 IRD定義にだけ又は1個の特定のIRDにだけ存在する表。この表は,定義されるデータモデル機能のデータ構造規則の表現の一部となる。 IRD-specific table
3.2.15 IRD内容状態 ワーキングセットの利用者定義の1個の属性。IRD内容状態の値は,事前に定義されている三つのIRD内容状態クラスの一つに属する。オブジェクト版は,オブジェクト版が含まれるワーキングセットのIRD内容状態を採用する。 IRD content status
3.2.16 IRD内容状態クラス 事前に定義される3個のIRD内容状態集合(すなわち,非管理状態,管理状態又は保管状態)の一つ。 IRD content status class
3.2.17 IRDオブジェクト IRD水準に記録されているオブジェクト。 IRD object
3.2.18 IRDスキーマグループ IRDに存在できるものを完全に定義する1個以上のIRDスキーマの集合。 IRD Schema Group
3.2.19 IRDSデータベース 1個のIRD定義及び0個以上のIRD。 IRDS database
3.2.20 IRDS環境 1個のIRDSデータベースを管理するIRDSサービスインターフェース実現の運用具体。 IRDS environment
3.2.21 IRDS名 オブジェクトがIRDに追加されるとき,又は定義オブジェクトがIRD定義に追加されるとき,任意選択として割り当てられる名前。指定された場合には,IRDS名,変種名,ワーキングセット名及びワーキングセット版名の組合せを一意とする。 IRDS name
3.2.22 IRDSセション 1個のIRDS利用者と1個のIRDS環境との間の一時的結合。その期間において,前者はサービスを要求し,後者はそれを実行する。 IRDS session
3.2.23 IRDS利用者 IRDSを利用する権限をもつ個人又は集団。 IRDS user
3.2.24 水準独立サービス IRD定義水準及びIRD水準に対して,同等に適用できるサービス。 level independent service
3.2.25 水準特定サービス IRD定義水準又はIRD水準のどちらか一方にだけ適用可能なサービス。双方には適用できない。 level specific service
3.2.26 具現化 1個のワーキングセット上に開いていて,カーソルで作業中の表内のオブジェクト版の集まり。 materialization
3.2.27 名前 オブジェクトを識別するために,単独又は他の名前との組合せで使用される文字列。 name
3.2.28 版付け不可 オブジェクト型に対して指定される場合,その型のオブジェクトは,1個の版付け不可ワーキングセットに属し,常に版がただ一つだけ存在することができることを示す。ワーキングセットに対して指定される場合は,そのワーキングセットは,他のワーキングセットを基底としない又は他のワーキングセットの基底とならないことを示す。 non-versionable
3.2.29 オブジェクト 企業にとって重要な概念又は物。 object
3.2.30 オブジェクト型 オブジェクトのすべての属性が属性の型の共通集合に属するようなオブジェクトのクラス。 object type
3.2.31 オブジェクト版 ある情報処理コンテキストにおいてある期間,作業中となっているオブジェクトについての情報の記録。 object version
3.2.32 参照経路 あるワーキングセットから別のワーキングセットへの有向結合。その結合は,第一のワーキングセットにあるオブジェクト版が第2のワーキングセットにあるオブジェクト版を参照することを許す。一つの参照経路は,定義された方向にだけ参照を許す。 reference path
3.2.33 被参照表 参照制約において参照を受ける表。 referenced table
3.2.34 参照表 参照制約において参照を行う表。 referencing table
3.2.35 副表 次の定義に該当する表。SUBT及びSUPERTの二つの表を仮定したときSUBTの各行がSUPERTのただ一つの行に必ず対応し,SUPERTの各行がSUBTのたかだか1行に対応する(すなわち,対応する行が1行あるか又はないかのいずれかとなる。)場合,SUBTは,SUPERTの副表であると定義する。SUPERTは,SUBTのはん(汎)表であると定義する。 subtable
3.2.36 はん(汎)表 少なくとも一つの副表をもつ表(3.2.35参照)。 supertable
3.2.37 非管理状態 データが安定でないことを示す内容状態クラス。 uncontrolled
3.2.38 変種名 同じIRDS名をもつオブジェクトどうしを,大きく異なる変種として識別する場合に使用する名前。 variation name
3.2.39 版付け可能 オブジェクト型に対して指定する場合,その型のオブジェクトは,複数の異なるワーキングセットに属し,かつ同時に複数の版に存在できることを示す。ワーキングセットに対して指定する場合,そのワーキングセットは,版付け不可オブジェクト型のオブジェクトを含むことができず,更に他のワーキングセットを基底としてもよく,かつ他のワーキングセットの基底となってもよいことを示す。 versionable
3.2.40 ワーキングセット 定義オブジェクト又はIRDオブジェクトのいずれか一方の版の集合。変更管理。内容状態指定及びアクセス制御のためにIRDS利用者が定義する。 working set

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