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JIS X 0211:1994
符号化文字集合用制御機能
1994改正●1991改正●1986制定
番号
用語
定義
対応英語
4.2.1
現在領域
現在データ位置を含むデータ部内の領域。現在表示位置を含む表示部内の領域。
active area
4.2.2
現在フィールド
現在データ位置を含むデータ部内のフィールド。現在表示位置を含む表示部内のフィールド。
active field
4.2.3
現在行
現在データ位置を含むデータ部内の行。現在表示位置を含む表示部内の行。
active line
4.2.4
現在ページ
現在データ位置を含むデータ部内のページ。現在表示位置を含む表示部内のページ。
active page
4.2.5
現在位置
次にくる図形文字を表現する図形を表示するための文字位置又は次に実行される制御機能の基点となる文字位置。
active position
4.2.6
領域
必ずしも同一行にあるとは限らない連続する文字位置の並び。
area
4.2.7
補助装置
データの入力,蓄積,検索又は表示のために文字表示装置に接続した装置。
auxiliary device
4.2.8
双方向データ
左から右及び右から左のように,書く方向を変えて表示されるテキスト列を含むデータ。
bi-directional data
4.2.9
ビット組合せ
文字表現に使う順序付けられたビットの集合。
bit combination
4.2.10
バイト
一つの単位として取り扱うビット列。
byte
4.2.11
取り消す
その後の処理において無視できるようにデータに印をつけること。
to cancel
4.2.12
文字
データの構成,制御又は表現に用いる要素の集合の構成単位。
character
4.2.13
文字表示装置
図形の形でデータを視覚的に表示する装置。CRT,プリンタなど。
character-imaging device
4.2.14
文字の進路
表示部内の行に沿った文字位置の順序。
character path
4.2.15
文字位置
図形を表示しているか,又は表示できる表示面上の部分。データ部内では,その後の表示処理のために図形文字を受信する位置。表示部内では,文字表示出力を行うために図形文字を受信する位置。
character position
4.2.16
文字の進む方向
データ部内の行に沿った文字位置の順序。
character progression
4.2.17
クリアする,解除する
データの表示又はデータの表示に使われる情報(例えば,フィールドの境界を示すタブ位置)を除去すること。
to clear
4.2.18
符号化文字集合●符号
文字集合を定め,かつ,その集合内の文字とビット組合せを1対1に関係付ける,あいまいでない規則の集合。
code character set●code
4.2.19
符号化文字データ要素●CCデータ要素
符号化文字集合に関する一つ以上の識別された規格に従って,文字の符号化表現の列を構成する交換情報の要素。(参)1.JIS X 5003 (開放型システム間相互接続の基本参照モデル)に従う通信環境においては,CCデータ要素は,JIS X 5003 で定義されているプレゼンテーションプロトコルデータ単位(PPDU)に対応する情報の全部又は一部を構成する。2.交換可能な媒体によって情報交換が実現している場合,CCデータ要素は,利用者データに対応する情報の全部又は一部を構成し,媒体の初期化中に記録される情報の全部又は一部を構成しない。
coded-character-data-element●CC data element
4.2.20
符号拡張
与えられた符号の文字集合に含まれていない文字の符号化のために用いる手法。
code extension
4.2.21
符号表
符号の中の各ビット組合せに割り当てた文字を示す表。
code table
4.2.22
制御文字
一つのビット組合せだけで表現する制御機能。
control character
4.2.23
制御機能
データの記録,処理,伝送及び解釈に影響を及ぼす作用で,一つ以上のビット組合せで表現するもの。
control function
4.2.24
制御シーケンス
制御機能 CONTROL SEQUENCE INTRODUCER (CSI,制御シーケンス開始)から始まるビット組合せの列であって,パラメタをもつか又はもたない制御機能の符号化表現のために使う。
control sequence
4.2.25
制御列
制御のための論理的な単位としてデータストリーム中に現れるビット組合せの列。
control string
4.2.26
カーソル
表示面上で現在表示位置を示すための特別な標識。
cursor
4.2.27
データ部
受信したデータをその後の表示処理のために蓄積するのに使用される装置の一部分。
data component
4.2.28
小数点
数字の整数部分と小数部分とを分けるために使う図形で,通常は FULL STOP (ピリオド)又は COMMA (コンマ)。
decimal point
4.2.29
既定値
特に指定しないときに想定する値又は状態。
default
4.2.30
削除する
文字位置から内容を取り除き,それによって空いたすき(隙)間に隣接する一連の文字を移動すること。
to delete
4.2.31
指示する
文字集合を,即座に又は更に他の制御機能が出現してから,所定の方法で表現できるように指定すること。
to designate
4.2.32
装置
CCデータ要素の符号化情報を送信及び/又は受信できる情報処理機械の一部分。(参)通常の意味での入出力装置のほか,応用プログラム,ゲートウェイなどのプロセスの場合もある。
device
4.2.33
表示面
プリンタ及びCRTを含むすべての文字表示装置におけるデータの表示可能部分。
display
4.2.34
編集機能
データの視覚的な配置を編集,変更又は移動するのに用いる制御機能。
editor function
4.2.35
適格である
伝送又は転送しようとする領域を表すのに用いる用語。
eligible
4.2.36
系
データ処理システム,データ通信システム又はそのようなシステムの一部で,一つの文字を表現するのに使用するビット数を指定する特性。
environment
4.2.37
消去する
文字位置から内容を取り除き,それにって空いたすき(隙)間をそのままにしておくこと。
to erase
4.2.38
エスケープシーケンス
符号拡張手順において制御のために使用するビット組合せ列。先頭のビット組合せは,制御文字 ESCAPE (エスケープ)を表現する。
escape sequence
4.2.39
フィールド
文字タブ位置にある文字位置(フィールドの最初)から次の文字タブ位置にある文字位置の直前(フィールドの最後)までの文字位置からなる領域。
field
4.2.40
終端バイト
エスケープシーケンス又は制御シーケンスを終わらせるビット組合せ。
final byte
4.2.41
書式機能
データストリームの送信者が情報をどのように整形し,表現して欲しいかを記述する制御機能(書式制御又は表示制御機能)。
formator function
4.2.42
図形文字
制御機能以外で,通常,手書き・印字・表示の可視的表現をもち,一つ以上のビット組合せからなる符号化表現をもつ文字。
graphic character
4.2.43
表示様式
一連の図形を表示する際の視覚的様式。
graphic rendition
4.2.44
図形
図形文字又は制御機能の視覚的表現。
graphic symbol
4.2.45
防護領域
属性付き領域の特別な場合。この領域の内容は,データストリームの形で伝送から除外してもよいし,補助入出力装置への転送から除外してもよい。
guarded area
4.2.46
初期状態
動作が可能になった後の装置の状態。この状態は,モードの“リセット”状態であることが望ましい。
initial state
4.2.47
中間バイト
a)エスケープシーケンスの中で,制御機能 ESCAPE (ESC,エスケープ)と終端バイトとの間にきてもよいビット組合せ。b)制御シーケンスの中で,制御機能 CONTROL SEQUENCE INTRODUCER (CSI 制御シーケンス開始)と終端バイトとの間又はパラメタバイトと終端バイトとの間にきてもよいビット組合せ。
intermediate byte
4.2.48
呼び出す
所定のビット組合せが出現するだけで,指示された文字集合が表現できる状態にすること。
to invoke
4.2.49
行
1列に並んだ文字位置の集合。
line
4.2.50
行開始位置
データ部の行内の基準位置であって,現在データ位置が通常その位置より手前へ移動できない位置。表示部の行内の基準位置であって,現在表示位置が通常その位置より手前へ移動できない位置。
line home position
4.2.51
行終了位置
データ部の行内の基準位置であって,現在データ位置が通常その位置を越えて移動できない位置。表示部の行内の基準位置であって,現在表示位置が通常その位置を越えて移動できない位置。
line limit position
4.2.52
行の向き
文字表示出力において行がどのように現れるのかを規定するための用語。この規格では,これは横書き又は縦書きだけとしてよい。
line orientation
4.2.53
行の進む方向
行が順に現れる方向。
line progression
4.2.54
オペレーティングシステム
計算機プログラムの実行を制御するソフトウェアであって,スケジュール,デバッグ,入出力制御,課金処理,コンパイル,記憶域割当て,データ管理及びこれらに関連した諸サービスを行うもの。
operating system
4.2.55
ページ
1列に並んだ行の集合。
page
4.2.56
ページ開始位置
データ部のページ内の基準位置であって,現在行(現在データ位置を含む行)が通常その位置より手前へ移動できない位置。表示部のページ内の基準位置であって,現在行(現在表示位置を含む行)が通常その位置より手前へ移動できない位置。
page home position
4.2.57
ページ終了位置
データ部のページ内の基準位置であって,現在行(現在データ位置を含む行)が通常その位置を越えて移動できない位置。表示部のページ内の基準位置であって,現在行(現在表示位置を含む行)が通常その位置を越えて移動できない位置。
page limit position
4.2.58
パラメタバイト
制御シーケンスの中で,制御機能 CONTROL SEQUENCE INTRODUCER (CSI,制御シーケンス開始)と終端バイトとの間,又はCSIと中間バイトとの間にくるビット組合せ。
parameter byte
4.2.59
表示部
装置の中で,文字表示出力を行う部分。
presentation component
4.2.60
私用●試用
標準化していない制御機能又はモードを,この規格と両立する方式で表現する手段。
private use●experimental use
4.2.61
保護領域
属性付き領域の特別な場合。この領域の内容は,手操作による変更から保護されるとともに,消去からも保護される。
protected area
4.2.62
属性化領域
ある特性をもつ文字位置の列
qualified area
4.2.63
レパートリ
符号化文字集合の一つ以上のビット組合せによって表現される,規定された文字の集合。
repertoire
4.2.64
スクロール
表示面上の全体又は一部の図形を,指定した方向に移動する動作。
scroll
4.2.65
選択領域
内容がデータストリームの形で伝送又は補助入出力装置へ転送するのに適格となり得る文字位置の列。
selected area
4.2.66
タブ
情報をそろえて配列するために,表示面上の文字位置又は行を指定する技法。
tabulation
4.2.67
タブ位置
ある文字位置又はある行位置をタブに使用することの指定。文字タブ位置は,フィールドの境界にもなる。
tabulation stop
4.2.68
利用者
装置が提供するサービスを使う人又はそれに代わるもの。(参)1.“装置”が符号変換機能又はゲートウェイ機能であるならば,これは応用プログラムのようなプロセスであってよい。2.利用者が用意するか又は利用者に提供される文字は,2.3を満足するものであれば装置固有の符号化形式又は通常と異なる表示形式であってよい。
user
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