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JIS X 0609:1998
情報交換用非逐次記録高密度光ディスクのボリューム構造及びファイル構造 1998制定

番号 用語 定義 対応英語
1.4.1 開始点 ボリューム記述子列のエクステントを識別する記述子を記録するための,規定された論理セクタ番号集合中の一つの論理セクタ番号。 anchor point
1.4.2 応用プログラム ファイルの内容を処理し,ファイル又はファイルを記録したボリュームに関するシステム指定の属性データも処理できるプログラム。 application program
1.4.3 バイト 単位として取り扱う8個の2進数字の列。記録のための規格(1.4.19参照)がバイトを記録する枠組みを8ビットより大きいと規定しているときには,この規格ではバイトはその枠組みの最下位の8ビットに記録し,その他のビットにはZERO(1.5.7参照)を記録しなければならない。 byte
1.4.4 巡回冗長検査 バイト列の正しさを計算する方法。 cyclic redundancy check●CRC
1.4.5 記述子 ボリューム又はファイルの記述情報を含む構造。 descriptor
1.4.6 エクステント 第2章においては,セクタ番号が昇順に連続するセクタの列であって,エクステントの番地又は位置は,セクタ列の最初のセクタの番号とする。
第3章においては,昇順に連続する論理セクタ番号(3.3.1.2.1参照)をもつ論理セクタの集合であって,エクステントの番地又は位置は,論理セクタ列の最初の論理セクタ番号とする。
第4章においては,昇順に連続する論理ブロック番号をもつ論理ブロックの列であって,エクステントの番地又は位置は,その先頭論理ブロックの番号とする。
extent
1.4.7 ファイル 一つにまとまった情報。 file
1.4.8 ファイル集合 ファイル及びディレクトリの集まり。 file set
1.4.9 グループID 利用者のグループの識別情報。 group ID
1.4.10 処理システム 情報処理システムが作成システム,受領システム又はその両方のシステムとして動作することを可能にする処理の集合。 implementation
1.4.11 論理ブロック 論理ボリューム中の割付けの単位。 logical block
1.4.12 論理セクタ ボリューム中の割付けの単位。 logical sector
1.4.13 論理ボリューム 一つ以上のファイル集合を記録した区画の空でない集合。 logical volume
1.4.14 作成システム ほかのシステムとの情報交換を目的としてボリューム集合にファイルの集合を書き込むことのできる情報処理システム。 originating system
1.4.15 区画 第3章においては,ボリューム中の論理セクタから成る一つのエクステント。第4章においては,ボリューム中の論理ブロックのエクステント。 partition
1.4.16 受領システム 情報交換を目的としてほかのシステムが書き込んだボリューム集合からファイルの集合を読み出すことのできる情報処理システム。 receiving system
1.4.17 レコード 情報の単位として取り扱うバイトの列。 record
1.4.18 セクタ 媒体のほかの番地付けた部分とは独立にアクセス可能な最小の番地付けた部分のデータ領域。 sector
1.4.19 記録のための規格 媒体中に記録する情報の記録方法及び番地付けの方法を規定する規格。記録のための規格中で,この規格に関係のある規定は次のとおりとする。
a) 各セクタに対する一意の番地
b) 各セクタの長さ
c) セクタが再生専用形,追記形又は書換形であるかを判定する方法
d) 追記形の媒体に対して,各セクタが未記録かどうかを検出する方法
e) セクタの記録に際して行う事前処理の必要性の有無
この規格と共に用いる記録のための規格には,媒体の作成者と受領者との間の同意が必要である。
standard for recording
1.4.20 利用者 処理システムが提供するサービスを呼び出す人,又はほかの実体(例えば,応用システム)。 user
1.4.21 利用者ID 利用者の識別情報。 user ID
1.4.22 ボリューム 関係する記録のための規格が規定するセクタ番地空間。備考 媒体がセクタ番地の1個の集合をもつとき,その媒体は1個のボリュームとする。 volume
1.4.23 ボリューム集合 同一のボリューム集合識別子をもつ1個以上のボリュームの集まり。複数ボリュームを利用可能にすることは,オプションとする。処理システムは,単一ボリュームだけを利用可能にして,適合性を主張できる。同一ボリューム集合中のすべての媒体は,同じ物理セクタ長をもつ。書換形/上書き可能形の媒体及び追記形の媒体は,同一ボリューム集合に混在してはならない。 volume set

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