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JIS X 0610:2006
DVD−再生専用ディスクのボリューム構造及びファイル構造 2006制定

番号 用語 定義 対応英語
1.3.1 開始点 ボリューム記述子列のエクステントを識別する記述子を記録するための,規定された論理セクタ番号集合中の一つの論理セクタ番号。 anchor point
1.3.2 応用プログラム ファイルの内容を処理し,ファイル又はそのファイルを記録したボリュームに関するシステム指定の属性データも処理できるプログラム。 application
1.3.3 バイト 一つの単位として扱う8個の2進数字の列。 byte
1.3.4 巡回冗長検査 バイト列の正しさを計算する方法。 cyclic redundancy check●CRC
1.3.5 データ編集者 ボリュームグループ上に記録するデータの編集を管理する人又は他の実体。 data preparer
1.3.6 記述子 ボリューム又はファイルに関する記述的情報をもつ構造。 descriptor
1.3.7 エクステント 次の二つの定義を与える。
a) ボリューム構造及びJIS X 0606のファイル構造では,昇順に連続する論理セクタ番号をもつ論理セクタの集合。エクステントの番地又は位置は,論理セクタ列の最初の論理セクタの番号とする。
b) ファイル構造では,昇順に連続する論理ブロック番号をもつ論理ブロックの集合。エクステントの番地又は位置は,論理ブロック列の最初の論理ブロックの番号とする。
extent
1.3.8 ファイルセクション 1個のエクステントに記録したファイルの一部。 file section
1.3.9 ファイル集合 ファイル又はディレクトリの集合。 file set
1.3.10 ファイル集合番号 論理ボリュームのファイル集合を識別する番号。ファイル集合番号の一つは0とする。 file set number
1.3.11 ファイル集合記述子番号 ファイル集合記述子列のファイル集合記述子を識別する番号。 file set descriptor number
1.3.12 ファイルユニット 一つのエクステントを構成する論理セクタの集合。論理セクタ番号は,連続した昇順列とする。 file unit
1.3.13 ファイルユニットの大きさ ファイルセクションに割り当てられたファイルの一部を構成するファイルユニットの中の論理セクタの個数。 file unit size
1.3.14 グループID 利用者のグループの識別子。 group ID
1.3.15 処理システム 情報処理システムが,作成システム,受領システム又はその両方のシステムとして動作することを可能とする処理の集合。 implementation
1.3.16 論理ブロック 論理ボリューム中の割付けの単位。 logical block
1.3.17 論理セクタ ボリューム中の割付けの単位。 logical sector
1.3.18 論理ボリューム 一つ以上の区画の集合。 logical volume
1.3.19 作成システム 他のシステムとのデータ交換を目的としてボリューム集合中にファイルの集合を作成することができる情報処理システム。 originating system
1.3.20 区画 ボリューム中においての論理セクタから成る一つのエクステント。 partition
1.3.21 区画番号 ボリュームの区画を識別する番号。区画番号は,0から始まる昇順に割り当てた連続した整数とする。 partition number
1.3.22 物理セクタ JIS X 6241が規定する割当て単位。 physical sector
1.3.23 基本ボリューム記述子番号 ボリューム記述子列の基本ボリューム記述子を識別する番号。ボリューム記述子列の一つの最新基本ボリューム記述子だけが,基本ボリューム記述子番号0をもつ。 primary volume descriptor number
1.3.24 受領システム データ交換を目的として他のシステムによって形成されたボリューム集合からファイル集合を読みとることのできる情報処理システム。 receiving system
1.3.25 予備 次の二つの定義を用いる。
a) 予備欄に関しては,“予備”という用語は,将来のDVDの規定において用いられる可能性があることを示し,実装では無視しなければならないことを示す。予備欄のすべてのバイトは,00hに設定しなければならない。
b) 値が定義済みの欄に関しては,“予備”という用語は,将来のDVDの規定において用いられる可能性があることを示し,実装では無効な値として扱われなければならない。
reserved
1.3.26 セクタ 媒体の他の番地付け可能部分とは独立にアクセスできる番地付け可能最小部分のデータ欄。 sector
1.3.27 記録のための規格 媒体に記録される情報用の記録方法及び番地指定方法を規定する規格。記録のための規格は,JIS X 0607の1/5.10の規定による。 standard for recording
1.3.28 2の補数 その数の各ビットを反転させ(1を0に置き換え,0を1に置き換える),1を加えて計算される数値。ただし,オーバフローは無視する。 twos complement
1.3.29 ブリッジフォーマット JIS X 0609及びJIS X 0606の両規格に従うフォーマット。 Bridge Format
1.3.30 利用者 処理システムが提供するサービスの実行を呼び出す人又は他の実体(例えば,応用プログラム)。 user
1.3.31 利用者ID 利用者の識別子。 user ID
1.3.32 ボリューム 関係する記録のための規格が規定するセクタ番地空間。 volume
1.3.33 ボリューム記述子順序番号 ボリューム記述子列のボリューム記述子を識別する番号。同一のボリューム記述子順序番号をもつすべてのボリューム記述子は,同一の内容をもつ。最新記述子は,JIS X 0607の3/8.4.3の規定による。 volume descriptor sequence number
1.3.34 ボリュームグループ 同時に作られた内容をもち,一つ以上の連続した番号のボリュームから成る一つのボリューム集合の中のグループ。 volume group
1.3.35 ボリューム順序番号 ボリューム集合中のボリュームに対して,1から始まる昇順に連続した整数を割り当てた番号。 volume sequence number
1.3.36 ボリューム集合 同一のボリューム集合識別子をもつ一つ以上のボリュームの集合。 volume set
1.3.37 ボリューム集合の大きさ ボリュームグループ内で最大のボリューム順序番号をもつボリュームのボリューム順序番号。 volume set size

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