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JIS X 0614:2015
ユニバーサルディスクフォーマット(UDF)2.60
2015制定??
番号
用語
定義
対応英語
1.3.2.1
オーディオセション
一つ以上のオーディオトラックを含み,データトラックを含まないセション。
Audio session
1.3.2.2
オーディオトラック
IEC 908が規定するオーディオセクタを含むように設計されたトラック。
Audio track
1.3.2.3
CD-R
追記形CD。JIS X 6282が規定する追記形コンパクトディスク。
CD-Recordable
1.3.2.4
CD-RW
書換形CD。JIS X 6283が規定するリライタブルコンパクトディスク。
CD-Rewritable
1.3.2.5
クリーンファイルシステム
この規格に適合する媒体のファイルシステム。
Clean File System
1.3.2.6
データトラック
JIS X 6281が規定するデータセクタを含む設計がなされたトラック。
Data track
1.3.2.7
ダーティファイルシステム
クリーンファイルシステムではないファイルシステム。
Dirty File System
1.3.2.8
ECCブロック長
関連する装置及び/又は媒体の規定が定義する値を参照するブロック長。適切な文書,例えば,CD/DVDクラス媒体のための“MMC (Multi-Media Commands)”又は“Mt. Fuji”の規定を参考にすることが望ましい。(例えば,ハードディスクのような)外部的にはそのような概念を見せない媒体では,ECCブロック長は媒体のセクタ長として解釈しなければならない。さらに,完全に同じではないが,CD-RWのような固定パケットである媒体には,固定パケットをECCブロックと同じであると考え,この規格のECCブロックの規定を適用しなければならない。
ECC Block Size (bytes)
1.3.2.9
固定パケット
与えられたトラックに含まれるパケット全てが,トラック記述子ブロックに指定された長さをもつ,インクリメンタル記録方式。CDドライブに提示される番地は,JIS X 6282及びJIS X 6283が規定する,番地付け方式の方式2に従って翻訳される。UDFファイルシステムである固定パケットの媒体上では,パケットは媒体の全てのトラックで同じ長さでなければならない。各パケットの最初のセクタの論理セクタ番地は固定パケットごとの論理セクタ数の整数倍でなければならない。固定パケット媒体はECCブロックの規定にも従わなければならない(1.3.2.8のECCブロック長の定義を参照)。
Fixed Packet
1.3.2.10
ICB
JIS X 0607規格類における制御ノード。
Information Control Block
1.3.2.11
論理ブロック番地
論理ブロック番号[3/8.8.1]。
特記事項1 これを,[4/7.1]で規定する論理ブロック番地と混同してはならない。[4/7.1]で規定する論理ブロック番地は,論理ブロック番号[3/8.8.1]と,区画参照番号[3/8.8]とを含むlb_addr構造で示され,区画参照番号は,指し示された論理ブロック[3/8.8.1]を含む区画[3/8.7]を識別する。
特記事項2 [3/8.8.1]で定義する論理ブロック番号は,指し示す論理ブロック[3/8.8.1]を含む区画[3/8.7]の,区画マップ[3/10.7]が示す方法に従って,論理セクタ番号[3/8.1.2]に変換される。
Logical Block Address
1.3.2.12
媒体ブロック番地
記録のための関連規格[1/5.10]で示される,一意のセクタ番地によって定まるセクタ番号[3/8.1.1]。この規格では,セクタ番号[3/8.1.1]は,論理セクタ番号[3/8.1.2]に等しい。
Media Block Address
1.3.2.13
パケット
連続する整数個のセクタ[1/5.9]からなる記録可能単位。利用者データセクタから構成される。パケットライト動作のオーバヘッドとして記録される追加セクタ[1/5.9]を含むことがあり,記録のための関連規格[1/5.10]に従って指し示すことができる。
Packet
1.3.2.14
物理番地
記録のための関連規格[1/5.10]で示される,特有のセクタ番地によって定まるセクタ番号[3/8.1.1]。この規格では,セクタ番号[3/8.1.1]は,論理セクタ番号[3/8.1.2]に等しい。
Physical Address
1.3.2.15
物理ブロック番地
物理番地。
Physical Block Address
1.3.2.16
物理セクタ
記録のための関連規格[1/5.10]で示されるセクタ[1/5.9]。この規格では,セクタ[1/5.9]は,論理セクタ[3/8.1.2]に等しい。
Physical Sector
1.3.2.17
疑似上書き
追記媒体上に,ドライブが逐次記録を用いて論理的に実行する上書き。
Pseudo OverWrite
1.3.2.18
ランダムアクセスファイルシステム
任意の位置に書込みができる媒体のためのファイルシステム。追記形又は書換形のいずれか。
Random Access File System
1.3.2.19
予約トラック
有効な記録可能次アドレス(NWA)をもつトラック。疑似上書きに関しては,予約トラックは,NWAにおける逐次記録及びNWAまでの疑似上書きがこのトラックに関して可能であることを意味する。使用済みトラック1.3.2.24も参照。
reserved track
1.3.2.20
逐次ファイルシステム
逐次に書き込まれる媒体(例えば,CD-R)のためのファイルシステム。
Sequential File System
1.3.2.21
セション
トラックの列(トラックは1個でもよい。)であって,各トラック番号が連続した昇順を形成しているもの。ボリューム中のトラックは,JIS X 6282の規定どおりに,一つ以上のセションに編成しなければならない。
Session
1.3.2.22
トラック
セクタの列であって,各セクタ番号が連続した昇順を形成しているもの。ボリューム中のセクタは,一つ以上のトラックに編成されなければならない。一つのセクタが複数のトラックに属してはならない。
特記事項 トラック間に間隙がある場合もある。すなわち,トラックの最後のセクタが,次のトラックの最初のセクタと隣接している必要はない。
Track
1.3.2.23
UDF
ユニバーサルディスクフォーマット。(★これは定義か★)
Universal Disk Format
1.3.2.24
使用済みトラック
有効な記録可能次アドレス(NWA)をもたないトラック。疑似上書きに関しては,使用済みトラックは,このトラックへの逐次記録が不可能であることを意味する。それでも,疑似上書きは可能である。予約トラック1.3.2.19も参照。
used track
1.3.2.25
利用者データブロック
パケットのセクタ[1/5.9](この規格では,論理セクタ[3/8.1.2]と同じ。)に記録された論理ブロック[3/8.8.1]。
ドライブの利用者が意図的に記録したデータが含まれる。記録のための関連規格[1/5.10]に従って番地付け可能なセクタが存在したときでも,そのセクタがパケット記録のオーバヘッドに使用された論理ブロック[3/8.8.1]は,特にこれには含まれない。利用者データブロックは,論理ブロック[3/8.8.1]と同様に,論理ブロック番号[3/8.8.1]で識別される。
user data blocks
1.3.2.26
利用者データセクタ
ドライブの利用者が意図的に記録したデータを含む,パケットのセクタ[1/5.9]。パケットを記録するオーバヘッドに使用されるセクタ[1/5.9]は,記録のための関連規格[1/5.10]に従って番地付けできても,利用者データセクタには含まれない。いずれのセクタ[1/5.9]とも同じく,利用者データセクタはセクタ番号[3/8.1.1]で識別される。この規格では,セクタ番号[3/8.1.1]は,論理セクタ番号[3/8.1.2]に等しい。
user data sectors
1.3.2.27
可変パケット
与えられたトラックにおける各パケットが,ホストが決定した長さをもつインクリメンタル記録方式。CDドライブに提示される番地は,JIS X 6282及びJIS X 6283における,方式1の番地付けで規定するとおりとする。
Variable Packet
1.3.2.28
仮想番地
仮想区画における論理ブロック[3/8.8.1]の論理ブロック番号[3/8.8.1]。このような論理ブロック[3/8.8.1]は,対応する非仮想区画の論理ブロック[3/8.8.1]の空間を使って記録される。VATのN番目のUint32は,対応する仮想区画の論理ブロック番号Nを記録するために使われる,非仮想区画の論理ブロック番号[3/8.8.1]を表す。最初の仮想番地は,0である。
Virtual Address
1.3.2.29
仮想区画
この規格の2.2.8に従って記録される種別2の区画マップ[3/10.7.3]によって,論理ボリューム記述子[3/10.6]で識別される論理ボリューム[3/8.8]の区画。仮想区画マップには,区画番号が含まれるが,これは,同一の論理ボリューム記述子[3/10.6]における種別1の区画マップ[3/10.7.2]の区画番号[3/10.7.2.4]と同じである。仮想区画の各論理ブロック[3/8.8.1]は,その対応する非仮想区画の論理ブロック[3/8.8.1]の空間を使って記録される。VATには,その対応する仮想区画の論理ブロック[3/8.8.1]を記録するために使われている,非仮想区画の論理ブロック[3/8.8.1]が列挙される。
virtual partition
1.3.2.30
仮想セクタ
仮想区画の論理ブロック[3/8.8.1]。このような論理ブロック[3/8.8.1]は,対応する非仮想区画の論理ブロック[3/8.8.1]の空間を使って記録される。仮想セクタを,セクタ[1/5.9]又は論理セクタ[3/8.1.2]と混同しないほうがよい。
virtual sector
1.3.2.31
仮想割付け表●VAT
非仮想区画の空間に記録されるファイル[4/8.8]。対応する仮想区画をもち,そのデータ空間[4/8.8.2]は2.2.11に従って構成される。このファイルでは複数のUint32の配列リストを備えているが,N番目のUint32は,対応する仮想区画の論理ブロック番号Nを記録するのに使う,非仮想区画の論理ブロック番号[3/8.8.1]を表す。このファイル[4/8.8]は,論理ボリューム[3/8.8]のファイル集合[4/8.5]におけるディレクトリ[4/8.6]のファイル識別記述子[4/14.4]で,必ずしも参照されるわけではない。
Virtual Allocation Table, VAT
1.3.2.32
VAT ICB
VATを含むファイルを記述する,ファイルエントリICB。
Virtual Allocation Table ICB
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