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JIS X 0902-1:2005
情報及びドキュメンテーション―記録管理―第1部:総説
2005制定
番号
用語
定義
対応英語
3.1
アクセス
情報を探し出し,利用し,検索する権利,機会及び方法。
access
3.2
説明責任
個人組織及び集団はその行動に対する責任をもち,その行動を他の人々に説明することを要求され得るという原則。
accountability
3.3
活動の追跡
活動に関する時間的制限を監視し,業務遂行者にその制限を課すプロセス。
action tracking
3.4
アーカイブ機関
アーカイブを選択,受入,保存し,利用できるようにすること,及びそれ以外の記録の廃棄に責任をもつ当局,又は制度。参考 一般にアーカイブは,次のいずれかである。
a) 個人又は組織が作成・取得したあらゆる媒体及び形態の記録で半永久に保存するもの。
b) a)の保存及び利用施設。
c) 組織全体の記録の保存管理をもっぱら統括する部署及び部門。
archival authority●archival agency●archival institution●archival programme
3.5
分類
論理的に構成された規定,方法及び手順規則に従ったカテゴリによる業務活動及び/又は記録の系統的な識別及び配列。
classification
3.6
分類システム
分類を行うためのシステム。
classification system
3.7
変換
ある媒体から別の媒体に,又はある形式から別の形式に記録を変換するプロセス(3.13参照)。(★定義文で「変換」を使用★)
conversion
3.8
廃棄
記録を除去又は削除して,いかなる再生も不可能にするプロセス。
destruction
3.9
処分
処分権限又はその他の規定に基づいて文書化された,記録の保有,廃棄又は移管の決定に関係したプロセスの範囲。
disposition
3.10
文書
一つの単位として取り扱われる記録された情報,又はオブジェクト。
document
3.11
索引付け
記録及び/又は情報の検索を容易にするアクセス点を定めるプロセス。
indexing
3.12
メタデータ
記録のコンテキスト(背景・状況・環境),内容,構造,及びある期間の記録の管理について説明したデータ。
metadata
3.13
移行
記録の真正性,完全性,信頼性及び利用性を維持しつつ,記録をあるシステムから別のシステムに移す行為(3.7参照)。
migration
3.14
保存
真正な記録を長期にわたり技術的,内容的に存続し続けられるようにするためのプロセス及び運用。
preservation
3.15
記録
法的な責任の履行,又は業務処理における,証拠及び情報として,組織,又は個人が作成,取得及び維持する情報。
records
3.16
記録管理
記録の作成,取得,維持,利用,及び処分の効率的で体系的な統制に責任をもつ管理の分野であって,記録の形で業務活動及び処理に関する証拠及び情報を取り込み,維持するためのプロセスを含む。参考 記録管理(records management)の管理対象は,記録(records)であるが,我が国で一般に使われている文書管理は,記録(records)のほかに文書(documents)をも管理対象としており,その範囲が広い。
records management
3.17
記録システム
長期間,記録を取り込み,維持し,アクセスを提供する情報システム。
records system
3.18
登録
システムへの入力時に記録に独自の識別子を与える行為。
registration
3.19
追跡
記録の移動及び利用のために情報を作成し,取り込み,維持すること。
tracking
3.20
移管
<管理における>記録に対する管理権,所有権及び責任の変更。
transfer <custody>
3.21
移動
<移動における>記録を,ある場所から別の場所に動かすこと。
transfer <movement>
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