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JIS X 3017:2013
プログラム言語Ruby
2013改正●2011制定
番号
用語
定義
対応英語
4.1
ブロック
メソッド呼出しに渡される手続き。
block
4.2
クラス
オブジェクトであって,そのクラスのインスタンスと呼ばれる他のオブジェクトの集合の動作を定義するもの。注記 その動作は,インスタンスに対して呼び出すことのできるメソッドの集合である。
class
4.3
クラス変数
あるクラスの全てのインスタンスで共有される変数。
class variable
4.4
定数
クラス又はモジュールの中で定義されるが,そのクラス又はモジュールの内からも外からもアクセスできる変数。注記 通常,プログラムの実行中は定数の値が不変であることが期待されるが,この規格ではそれを強制しない。
constant
4.5
例外
例外的な事象の発生を表すオブジェクト。
exception
4.6
大域変数
プログラムのどこからでもアクセスできる変数。
global variable
4.7
処理系定義●処理系定義の
規格適合処理系の全てに実装されているが,その動作については処理系ごとに異なることを許す(連体修飾)。
implementation-defined
4.8
インスタンスメソッド
あるクラスのインスタンスに対して呼び出すことのできるメソッド。
instance method
4.9
インスタンス変数
変数であって,全てのオブジェクトがそれぞれもつ変数束縛の集合の中に存在するもの。
instance variable
4.10
局所変数
メソッド定義,ブロック,クラス定義,モジュール定義,特異クラス定義,プログラムの最上位などのプログラム要素によって導入される,特定のスコープ内だけでアクセスできる変数。
local variable
4.11
メソッド
手続きであって,オブジェクトに対して呼び出されたときに,そのオブジェクトに対する一連の計算を実行するもの。
method
4.12
メソッド可視性
メソッドの属性であって,メソッド呼出しが許可される条件を決定するもの。
method visibility
4.13
モジュール
クラス又は他のモジュールに取り込まれる(以下,インクルードされるという。)ことによって機能が提供されるオブジェクト。
module
4.14
オブジェクト
状態及び動作をもつ計算実体。注記 オブジェクトの動作は,そのオブジェクトに対して呼び出すことのできるメソッドの集合である。
object
4.15
特異クラス
オブジェクトであって,他のオブジェクトと関連付けられ,関連付けられたオブジェクトの動作を変更できるもの。注記 特異クラスは,通常一つのオブジェクトに関連付けられる。ただし,規格適合処理系は,13.4.1で記述しているように,特異クラスを複数のオブジェクトに関連付けてもよい。
singleton class
4.16
特異メソッド
特異クラスのインスタンスメソッド。
singleton method
4.17
未規定●未規定の
規格適合処理系によってその動作が異なっていてもよく,規格適合処理系が必ずしも実装していなくてもよい(連体修飾)。
unspecified
4.18
変数
オブジェクトを参照する計算実体。そのオブジェクトはその変数の値と呼ばれる。
variable
4.19
変数束縛
変数と,その変数によって参照されているオブジェクトとの結び付き。
variable binding
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