番号
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用語
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定義
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対応英語
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JC.1
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抽象クラス
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直接インスタンス化できないクラス。対比語:具象クラス(concrete class)。
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abstract class
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JC.2
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抽象化
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ある実体を他のすべての種類の実体から区別する本質的な特徴。抽象化は,観察者の観点に対し,相対的な境界を定義する。
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abstraction
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JC.3
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動作
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コンピュータ的な処理を抽象化した実行可能な仕様。動作は,一般的には,システムの状態を変え,そして,オブジェクトにメッセージを送ることによって,又は(オブジェクトの)連結若しくは属性の値を変更することによって実現することができる。
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action
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JC.4
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動作系列
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動作列を決定する式。
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action sequence
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JC.5
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動作状態
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原子的動作の実行を表現する状態であり,一般的には,操作の呼出しを表現する状態。
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action state
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JC.6
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活性化
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動作の実行。
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activation
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JC.7
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能動クラス
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そのインタンスが能動オブジェクトであるクラス。参照語:能動オブジェクト(active object)
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active class
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JC.8
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能動オブジェクト
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スレッドをもち,制御活動を開始できるオブジェクト。能動クラスのインスタンス。参照語:能動クラス(active class),スレッド(thread)。
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active object
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JC.9
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アクティビティグラフ
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複数の分類子を含んだプロセスをモデル化するために用いられる状態機械の特別な場合。対比語:ステートチャート図(statechart diagram)。
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activity graph
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JC.10
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アクタ[class]
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ユースケースの利用者が,そのユースケースと相互作用を行うときに果たす一貫した役割の集合。一つのアクタは,そのアクタが交信する各ユースケースに対し一つの役割をもつ。
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actor [class]
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JC.11
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実パラメタ
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同義語:引数(argument)。
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actual parameter
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JC.12
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集約[class]
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集約(全体−部分)関係において,“全体”を表現するクラス。参照語:集約(aggregation)。
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aggregate [class]
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JC.13
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集約
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集約(全体)とその構成要素間の“全体−部分”関係を規定する関連の特別な形式。参照語:合成体(composition)。
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aggregation
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JC.14
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分析
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ソフトウェア開発プロセスの一部であり,その主目的が問題領域のモデルを作ることにある過程のこと。分析は何をするかに焦点をあて,設計ではどのようにそれを行うかに焦点を当てる。対比語:設計(design)。
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analysis
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JC.15
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分析時
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ソフトウェア開発プロセスの分析段階の間に起こることを指す。参照語:設計時(design time),モデル化時(modeling time)。
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analysis time
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JC.16
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アーキテクチャ
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システムの組織的構造及び関連する振る舞い。アーキテクチャは,インタフェースを使って相互作用したりする部品,部品を結合する関係,及び構成している複数の部品に対する制約に再帰的に分解できる。インタフェースを使って相互作用する部品は,クラス,コンポーネント及びサブシステムとする。
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architecture
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JC.17
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引数
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実行時のインスタンスを決定するパラメタの束縛。同義語:実パラメタ(actual parameter)。対比語:パラメタ(parameter)。
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argument
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JC.18
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成果物
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ソフトウェア開発プロセスにおいて利用する,又は作成する情報の物理的な構成要素。成果物の例としては,モデル,ソースファイル,記述及びバイナリの実行可能形式のファイルを含む。成果物は配置可能なコンポーネントの実装としてもよい。同義語:成果物(product)。対比語:コンポーネント(component)。
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artifact
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JC.19
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関連
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二つ以上の分類子間の意味的な関係であり,それらの間の結合を規定する。
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association
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JC.20
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関連クラス
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関連とクラスの特性を両方もつモデル要素。関連クラスはクラスの特性をもつ関連か,関連の特性をもつクラスとみなすことができる。
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association class
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JC.21
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関連端
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関連の端点であり,関連が分類子と結合する。
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association end
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JC.22
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属性
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分類子のインスタンスが保持する値域を記述する分類子における素性。
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attribute
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JC.23
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補助クラス
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一般的には副次的な論理又は制御の流れを実装することによって,別の中心的なクラス又は基礎的なクラスを提供するステレオタイプ付けされたクラス。補助クラスは,一般的にfocusクラスを伴って用いられるものであり,設計においてコンポーネントの副次的業務論理又は制御の流れを指定するために局所的に有効なものでなければならない。参照語:焦点(focus)。
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auxiliary class
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JC.24
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振る舞い
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結果を含む,操作又はイベントの識別可能な効果。
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behavior
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JC.25
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振る舞い素性
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操作又はメソッドのようなモデル要素の動的な素性。
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behavioral feature
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JC.26
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振る舞いモデルの側面
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システムのインスタンスの振る舞いを強調するモデルの側面で,インスタンスのメソッド,協調及び状態履歴を含む。
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behavioral model aspect
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JC.27
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二項関連
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二つのクラス間の関連。n項関係の特殊な場合。
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binary association
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JC.28
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束縛
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テンプレートのパラメタに引数を与え,テンプレートからモデル要素を生成すること。
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binding
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JC.29
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論理
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値が真及び偽からなる列挙。
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boolean
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JC.30
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論理式
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論理値に評価される式。
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boolean expression
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JC.31
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基数
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集合の要素数。対比語:多重度(multiplicity)。
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cardinality
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JC.32
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子
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はん(汎)化関係において,その対になる要素(親)を特化したもの。参照語:下位クラス(subclass),下位型(subtype)。対比語:親(parent)。
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child
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JC.33
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呼出し
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分類子の操作を起動する動作状態。
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call
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JC.34
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クラス
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同じ属性,操作,メソッド,関係及び意味をもつオブジェクトの集合の記述。クラスは,自分の外に対し提供する操作の集合を規定するインタフェースの集合を使うこともある。参照語:インタフェース(interface)。
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class
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JC.35
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分類子
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振る舞い素性及び構造素性を記述する機構。分類子はインタフェース,クラス,データ型,コンポーネントを含む。
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classifier
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JC.36
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分類
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オブジェクトを分類子に割り当てること。参照語:動的分類(dynamic classification),多重分類(multiple classification),静的分類(static classification)。
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classification
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JC.37
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クラス図
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宣言的(静的)なモデル要素の集まりを示す図。例えば,クラス,型,その内容及び関係。
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class diagram
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JC.38
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クライアント
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他の分類子からサービスを受ける分類子。対比語:供給者(supplier)。
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client
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JC.39
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協調
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ユースケースのように,固有の方法で使われる固有の役割を果たす分類子及び関連の集合によって,実現される操作又は分類子が実現される方法の仕様。協調は,相互作用を定義する。参照語:相互作用(interacion)。
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collaboration
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JC.40
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コラボレーション図
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分類子及び関連,又はインスタンス及びリンクを使ってモデルの構造を構造に基づいて編成した相互作用を示す図。シーケンス図とは異なり,コラボレーション図は,インスタンス間の関連を示す。シーケンス図及びコラボレーション図は,同様な情報を表すが,しかし,異なる方法で表す。参照語:シーケンス図(sequence diagram)。
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collaboration diagram
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JC.41
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注釈
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要素又は要素の集まりに対して付与した注記。注は,意味論をもたない。対比語:制約(constraint)。
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comment
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JC.42
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コンパイル時
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ソフトウェアモジュールのコンパイルするときに起こることを指す。参照語:モデル化時(modeling time),実行時(run time)。
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compile time
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JC.43
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コンポーネント
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実装を隠ペい(蔽)し,インタフェースの集合を開示したシステムのモジュール化した配置可能で置換え可能な部分。コンポーネントは一般的に,一つ以上のその上に存在する分類子(例えば,実装クラス)によって規定されたり,一つ以上の成果物(バイナリであったり,実行可能であったり,スクリプトファイルなど)によって実装されることもある。対比語:成果物(artifact)。
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component
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JC.44
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コンポーネント図
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コンポーネント間の構造及び依存関係を示した図。
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component diagram
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JC.45
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合成[クラス]
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合成関係によって一つ以上のクラスに関係付けられたクラス。参照語:合成体(composition)。
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composite [class]
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JC.46
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合成集約
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同義語:合成体(composition)。
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composite aggregation
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JC.47
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合成状態
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並行(直交する)下位状態又は逐次的(互いに素な)下位状態からなる状態から構成される状態。参照語:下位状態(substate)。
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composite state
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JC.48
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合成体
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その構成要素となるインスタンスがある時点で一つの合成体に含まれ,その合成オブジェクトは,自分の構成要素の生成及び解体の責任をもつことが要求される集約の一つの形態。合成体は,再帰的となることもある。同義語:合成集約(composite aggregation)。
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composition
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JC.49
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具象クラス
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直接的にインスタンス化できるクラス。対比語:抽象クラス(abstract class)。
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concrete class
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JC.50
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並行性
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同じ時間内に二つ以上の活動が発生すること。並行性は,複数のスレッドをインターリーブしたり,同時に実行することによって行われる。参照語:スレッド(thread)。
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concurrency
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JC.51
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並行下位状態
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同一の合成状態で,同時に異なる複数の下位状態が発生させることのできる下位状態。参照語:合成状態(composite state)。対比語:互いに素な下位状態(disjoint substate)。
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concurrent substate
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JC.52
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制約
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意味論約な条件,又は制限。特定の制約は,UMLで既定義であり,他の制約は利用者が定義する。制約はUMLの三つの拡張機能の一つとなる。参照語:タグ付き値(tagged value),ステレオタイプ(stereotype)。
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constraint
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JC.53
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コンテナ
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1.他のインスタンスを含み,内包する要素(例えば,配列,リスト)のアクセス又は反復の操作を提供するインスタンス。 2.他のコンポーネントを含むコンポーネント。
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container
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JC.54
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包含階層
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モデル要素から構成される名前空間の階層であり,それらのモデル要素間に存在する包含関係。包含関係はグラフを形成する。
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containment hierarchy
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JC.55
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文脈
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操作を指定するような特定の目的のための関係するモデル化要素集合の見え方。
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context
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JC.56
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データ型
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識別性がなく,その操作は副作用をもたない値の集合の記述子。データ型は,あらかじめ定義された基本型及び利用者定義が可能な型がある。あらかじめ定義された型は,数字,文字列及び時間とする。利用者定義が可能な型は列挙型とする。
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datatype
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JC.57
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定義モデル[MOF]
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リボジトリが基となるモデル。任意個のリボジトリが同じ定義モデルをもつことができる。
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defining model [MOF]
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JC.58
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委譲
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メッセージに応じて,他のオブジェクトにメッセージを発行するオブジェクトの能力。委譲は,継承の代替として用いることができる。対比語:継承(inheritance)。
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delegation
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JC.59
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依存性
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二つのモデル化要素間の関係であり,ある一つのモデル化要素(独立要素)の変更が,他のモデル化要素(依存した要素)に影響を与える。
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dependency
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JC.60
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配置図
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実行時の処理ノード,及びそのノード上でのコンポーネント,プロセス,オブジェクトの構成を示した図。コンポーネントは,コード単位の出現を表現する。参照語:コンポーネント図(component diagram)。
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deployment diagram
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JC.61
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派生要素
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他のモデル要素から計算可能なモデル要素。たとえ意味論的な情報は何も加えなくとも,明確性又は,設計目的のために示されるモデル要素。
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derived element
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JC.62
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設計
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主たる目的が,システムがどのように実装されるかを決定することであるソフトウェア開発プロセスの一部。必要となる機能及び品質要件に適するように,設計戦略及び戦術的決定がなされる。
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design
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JC.63
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設計時
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ソフトウェア開発プロセスの設計段階で発生することを指す。参照語:モデル化時(modeling time)。対比語:分析時(analysis time)。
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design time
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JC.64
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開発プロセス
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例えば,モデル構築又はモデル実装のような,ソフトウェア開発において,与えられた目的に対して行われる部分的に順序付けられたステップの集合。
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development process
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JC.65
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図
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モデル要素の集合の図式表現。通常,線(関係)及び頂点(他のモデル要素)を連結した図式として描かれる。UMLは,次の図を提供する:クラス図,オブジェクト図,ユースケース図,シーケンス図,コラボレーション図,状態図,アクティビティ図,コンポーネント図,配置図。
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diagram
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JC.66
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互いに素な下位状態
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同じ合成状態に含まれ,他の異なる下位状態と同時には存在できない下位状態。参照語:合成状態(composite state)。対比語:並行下位状態(concurrent substate)。
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disjoint substate
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JC.67
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分散単位
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プロセス又はプロセサに割り当てられるオブジェクト又はコンポーネントの集合。分散単位は,実行時の合成又は集約として表現することができる。
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distribution unit
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JC.68
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値域
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その分野の実践者によって理解される概念及び用語の集合によって特徴付けられる知識又は活動の分野。
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domain
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JC.69
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動的分類
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意味論的はん(汎)化の一種で,オブジェクトは,オブジェクトの分類子を変えることもあり得るもの。対比語:静的分類(static classification)。
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dynamic classification
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JC.70
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要素
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モデルの原子的構成物。
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element
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JC.71
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入場動作
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状態機械において,その状態へ至る遷移に関係なく,状態に入るときに実行される動作。
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entry action
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JC.72
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列挙
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特別な属性型の値域として使われる名前付き値の並び。例えば,RGBColor={赤,緑,青}。Booleanは,集合{真,偽}の値域であらかじめ定義された列挙である。
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enumeration
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JC.73
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イベント
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時空間での位置を特定できる特筆すべき出来事の仕様。状態図の文脈において,イベントは遷移を引き起こすことのできる出来事である。
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event
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JC.74
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退場動作
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状態機械において,その状態を出る遷移のいずれであっても状態を出るときに実行される動作。
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exit action
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JC.75
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移出
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パッケージで包含している名前空間の要素を外部に見えるようにすること。参照語:可視性(visibility)。対比語:移出(export [OMA]),移入(import)。
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export
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JC.76
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式
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特別な型の値へと評価される文字列。例えば,(7+5*3)という式は,数型の値として評価される。
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expression
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JC.77
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拡張
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拡張ユースケースから基底ユースケースへの関係。(拡張で規定された条件によるが)拡張ユースケースに定義された振る舞いが基底ユースケースに定義された振る舞いをいかに強化するかを記述する。振る舞いは,基底ユースケースの拡張点として定義された位置に挿入される。基底ユースケースは,拡張ユースケースの振る舞いに依存しない。参照語:拡張点(extension point),包含(include)。
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extend
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JC.78
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ファサード
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他のパッケージによって所有されているモデル要素への参照以外何も含まないパッケージに対するステレオタイプ。これを使って,あるパッケージの内容に関する“公開された視点”を提供できる。
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façade
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JC.79
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素性
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操作又は属性のような特性。インタフェース,クラス,又はデータ型のような分類子中にカプセル化されている。(★読み方は「そせい」か?★)
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feature
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JC.80
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最終状態
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取り囲んでいる合成状態の終了,又は状態機械全体としての終了を意味する特別な状態。
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final state
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JC.81
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発火
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状態遷移を実行すること。参照語:遷移(transition)。
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fire
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JC.82
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焦点クラス
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ステレオタイプ化されたクラスであって,そのクラスを補助する一つ以上の補助クラスのための制御フロー及び中心的ロジックを定義している。焦点クラスは,一つ以上の補助クラスとともに使われ,設計期間中に核心となるビジネスロジック,又は制御フローを指定するために有用である。参照語:補助クラス(auxiliary class)。
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focus class
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JC.83
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制御焦点
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オブジェクトが直接,又は下位の手順を通じて動作を行う時間を表す,シーケンス図でのシンボル。
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focus of control
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JC.84
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仮パラメタ
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同義語:パラメタ(parameter)。
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formal parameter
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JC.85
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フレームワーク
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システムの一部又は全体の再利用可能なアーキテクチャを規定するモデル要素を含むパッケージに付けられるステレオタイプ。フレームワークは,一般的にはクラス,パターン,又はテンプレートを含んでいる。フレームワークがアプリケーション領域に特化しているとき,それらは,アプリケーションフレームワークとして参照される。参照語:パターン(pattern)。
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framework
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JC.86
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汎化可能要素
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はん(汎)化関係に関与するモデル要素。参照語:はん(汎)化(generalization)。
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generalizable element
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JC.87
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はん(汎)化
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一般要素と特化要素の間の分類上の関係。特化要素は一般要素と一致し,付加的な情報をもつ。一般要素が許されるところでは,特定要素に置き換えてもよい。参照語:継承(inheritance)。
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generalization
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JC.88
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