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JIS X 4346:1999
情報処理技術―マルチメディア・ハイパメディア情報符号化―第6部:拡張対話型応用
1999制定
番号
用語
定義
対応英語
3.1
アプレット
ホストの枠組みの中でだけ実行することができる自律したプログラム。
applet
3.2
アプリケーションクラス
JVM命令語で書かれ,MHEG-6応用の一部として交換対象となるJavaのクラス。
application class
3.3
API
応用ソフトウエアからプログラム,言語の機能を通してソフトウエアサービスを利用するためのインタフェース。(★3.32では「ソフトウェア」★)
application programming interface
3.4
属性
オブジェクトと値との対応。名前と型とが付与され,クラスのインタフェースの一部として宣言される。属性には,次のものがある。
a) MHEG-5属性(JIS X 4345参照)
b) JVMクラスの属性(2.2参照)
attribute
3.5
クラス
交換対象となる一群の情報オブジェクトに共通するデータ(属性)及び振る舞いを抽象化した定義。クラスには,次のものがある。
a) MHEG-5クラス(JIS X 4345参照)
b) JVMクラス(2.2参照)
class
3.6
例外
演算要求の実行中に例外的な条件が生じた場合に発生する信号。特に,JVM例外がある[2.2a)参照]。
exception
3.7
ハイパメディア
明示的なリンクを介しての,モノメディア及びマルチメディアの情報へのアクセスを伴う場合の形容詞。
hypermedia
3.8
実体
指定されたクラスの属性及び振る舞いをもつオブジェクト。
instance
3.9
インタフェース
クライアントがオブジェクトに対して要求できる一群の演算の記述。
a) API
b) JVMインタフェース[2.2b)参照]
interface
3.10
JVM
2.2a)の参照仕様で定義された抽象機械。MHEG-6交換プログラムオブジェクトのOriginalContent属性に対して,その交換用表現及び実行モデルとして用いる。
Java Virtual Machine
3.11
メソッド
クラスで定義されている演算。特に,JVMメソッド[2.2a)参照]がある。
method
3.12
MHEG-5 API
MHEG-6交換プログラムオブジェクトのOriginalContentに使う命令バイト語から,MHEG-5オブジェクトの属性にアクセスしたりその振る舞いを制御したりするためのAPI。
MHEG-5 API
3.13
MHEG-5交換プログラムオブジェクト
命令列をなす解釈実行語又は機械語として表現された処理単位を駆動する手段を与えるMHEG-5オブジェクト。(★3.19では「Interchanged」と「Program」が分離している★)
MHEG-5 InterchangedProgram object
3.14
MHEG-5オブジェクト
MHEG-5クラスの実体の命令語表現。
MHEG-5 object
3.15
MHEG-6
この規格に適合していることを示す形容詞。
MHEG-6
3.16
MHEG-6アプレットオブジェクト
8.に規定するアプレットクラスの実体。
MHEG-6 Applet object
3.17
MHEG-6応用
MHEG-5交換プログラムオブジェクトのOriginalContent属性となっているプログラム及びMHEG-5オブジェクトの交換を含んだ応用。単独の応用のこともあれば,他の応用の一部となっていることもあり,この規格での規定に従った表現をもつ。
MHEG-6 application
3.18
MHEG-6エンジン
この規格の規定に従って,MHEG-6オブジェクト(JVMプログラムを含む。)を解釈実行するプロセス又はプロセス群。
MHEG-6 engine
3.19
MHEG-6交換プログラムオブジェクト
この規格に適合するMHEG-5交換プログラムオブジェクト。
MHEG-6 Interchanged Program object
3.20
MHEG-6オブジェクト
7.に規定する意味拡張に適合したMHEG-5オブジェクト,又は8.に規定するアプレットクラスのオブジェクト。
MHEG-6 object
3.21
MHEG-6プロファイル
この規格に対するプロファイル。
MHEG-6 profile
3.22
MHEG-6プログラム
MHEG-6交換プログラムオブジェクトのOriginalContent属性に直接書かれるか,そこから参照されるかしているJVMクラスの一覧。
MHEG-6 program
3.23
マルチメディア
複数の表現媒体を扱う場合の形容詞。
multimedia
3.24
マルチメディア・ハイパメディア応用
マルチメディア情報を表現し,利用者がその上を対話的に行き来できる機能を備えた応用。
multimedia and hypermedia application
3.25
マルチメディア応用
利用者にマルチメディア情報の表現を供する応用。
multimedia application
3.26
演算
オブジェクトが提供し,オブジェクトに対して要求することのできるサービス。インタフェースの中で,その名前,引数及び返却値の型を指定するシグネチャ,並びにその駆動中に発生し得る例外の一覧が宣言してある。
Operation
3.27
プログラム
計算機での振る舞いを表現した2進命令語列。適切な計算機環境下で走らせることによって,その振る舞いが実現する。
program
3.28
プログラム交換様式
MHEG-6交換プログラムオブジェクトのOriginalContent属性(IncludedContent型である場合)に対する構文及び符号化様式(12.1参照)(★句点ぬけ★)
program content interchange format
3.29
スクリプト言語
応用プログラムが非専門プログラマによっても簡単にかつ迅速に設計できるようにしたプログラム言語。
script language
3.30
スタック
後入れ先出し(LIFO,last-in-first-out)で要素を追加(プッシュ)し削除(ポップ)することができる情報蓄積機構。
stack
3.31
システムクラス
JVMクラスのうち,その実装が(少なくとも部分的に)システム依存になって(したがって,機械語で作られて)いることから,VMから使えるように実行時環境に備わっていなければならないクラス。
system class
3.32
仮想機械●VM
マイクロプロセッサ及びその振る舞いに対する抽象的な仕様。備考 VMの実装対象となるプロセッサの機種は,様々である。VMは,どの機種に対しても阿じ命令群を実行できるように実装される。VMと同一の命令群をもったマイクロプロセッサを設計することも可能である。VM命令語は,ソフトウェアを可搬にするためにも使うことができる。(★3.3では「ソフトウエア」★)
virtual machine
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