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JIS X 5002:1975
基本形データ伝送制御手順
1975制定
番号
用語
定義
対応英語
2(01)
メッセージ
始めと終わりが明確に規定された情報伝送を目的としたデータであり,少なくとも1個の伝送制御キャラクタを含むキャラクタ又はキャラクタシーケンス。
2(02)
情報メッセージ
データ伝送の主対象となるデータで,一つのテキストから構成され,テキストの前に一つのヘッディングが先行することがある。
2(03)
局
データ通信網に接続されて,データの送信,受信又は処理を行う装置とそれが置かれている場所の総称。
2(04)
主局
ある時点において,従局に情報メッセージを送信する権利を有し,情報の転送を確実に遂行する責任をもつ局。
2(05)
従局
ある時点において,主局から情報メッセージを受信できる状態にある局。
2(06)
制御局
システムに接続されているすべての局のメッセージの伝送状態を制御し,監視し,又は異常状態からの回復制御を行う局。
2(07)
従属局
制御局以外の局。
2(08)
順方向
データリンク確立前に制御局から従属局へ向かうメッセージの伝送方向,及びデータリンク確立後に主局から従局へ向かうメッセージの伝送方向。
2(09)
逆方向
順方向と反対の方向。
2(10)
ポイントツーポイントシステム
通信回線によって二つの局が接続されその間に他の局が分岐接続されることのないデータ通信システムであって,制御局のないもの。この規格では,一つのデータ処理センタを中心とするいわゆる放射形網構成のシステムを含む。
2(11)
ブロック
情報メッセージを分割し,始めと終わりに少なくとも1個の伝送制御キャラクタを含む一群のキャラクタシーケンス。
2(12)
ブロックチェック
データ伝送の過程で発生する誤りを,伝送する情報ブロックごとに検査する方式。
2(13)
初期状態
ポイントツーポイントシステムにおいて,データリンクが確立される以前の状態。
2(14)
制御状態
制御局を有する網構成のデータ通信システムにおいて,データリンクが確立される以前の状態。
2(15)
データリンク
送信装置からデータ伝送回線を介して,受信装置に至る物理的な伝送路と論理的に設定されたデータの転送経路の総称。
2(16)
コードインデペンデント
情報メッセージとして伝送される符号が回線の種別,伝送制御手順などからの制限を受けないこと。
2(17)
交互監視
ブロック又は順方向監視シーケンスが連続して伝送されることなく,応答などの逆方向監視シーケンスと交互に伝送される方式。
2(18)
タイムフィル
ブロックとブロックとの間又はキャラクタとキャラクタの間にそう入され,同期の維持又は若干の遅延時間を作るために使用されるアイドル符号。
2(19)
回復
送信装置,受信装置又は回線などの異常に起因して発生するこう着状態から抜け出すこと。
2(20)
オクテット
8ビットのビットシーケンスから成る情報転送単位。
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