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JIS X 5063-1：2005
タイムスタンピングサービス―第1部：枠組み 2005制定

番号 用語 定義 対応英語
3.1 データ項目の表現 暗号ハッシュ値のような，データ項目又はその表現。 data items representation
3.2 タイムスタンピング機関●TSA タイムスタンピングサービスを提供することを信託された信頼できる第三者機関。 time-stamping authority●TSA
3.3 タイムスタンピングサービス あるデータ項目が時間軸上のある点より前に存在していた証拠を提供するサービス。備考　データ項目の表現にタイムスタンプを追加し，その結果に署名することが，一つの例である。 time-stamping service
3.4 タイムスタンプ要求者 タイムスタンピングされることを求めるデータを所有するエンティティ。備考　要求者は，また，タイムスタンピング機関を含む信頼できる第三者機関であってもよい。 time-stamp requester
3.5 タイムスタンプトークン データ項目の表現と時刻の値との間の，検証可能な暗号化された結合を含むデータ構造。タイムスタンプトークンは，その結合の中に追加のデータ項目を含んでもよい。 time-stamp token
3.6 タイムスタンプ検証者 データを所有し，そのデータに結合された有効なタイムスタンプをもっていることの検証を要求するエンティティ。検証者自身又は信頼できる第三者機関が，検証処理を行ってもよい。 time-stamp verifier
5056a エンティティ認証 あるエンティティが主張されたエンティティであることを確認すること。参考　この定義は，ISO/IEC 9798-1を要約して作成したJIS X 5056-1の解説に記載している定義に一致している。 entity authentication
5057-1a 衝突回避ハッシュ関数 次の特性を満足するハッシュ関数。同一の出力を写像する二つの異なる入力を見付けることが計算量的に実行不可能である。 collision-resistant hash-function
5057-1b ハッシュ関数 あるビット列を，次の二つの重要な特性を満足する有限長のビット列に写像する関数。第1の特性は，所定の出力のためにその出力に写像する入力を見付けることが計算量的に実行不可能であること。第2の特性は，所定の出力のために同じ出力に写像する別の入力を見付けることが計算量的に実行不可能であること。 hash-function
5057-1c ハッシュ値 ハッシュ関数の出力であるビット列。
参考　これらの定義はISO/IEC 10118-1を要約して作成したJIS X 5057-1の解説に記載している定義に一致している。 		hash value
5058-1a 証明機関 公開かぎ証明書の作成及び割当てを信託されたセンタ。任意選択として，証明機関は，エンティティに対してかぎを作成し，割り当てることもできる。 certification authority●CA
5058-1b プライベートかぎ あるエンティティの非対称かぎの一対のうち，そのエンティティによってだけ使用されるかぎ。 private key
5058-1c 公開かぎ あるエンティティの非対称かぎの一対のうち，公開されるかぎ。 public key
5058-1d 公開かぎ証明書 あるエンティティの公開かぎの情報で，証明機関によって署名され，それによって偽造できないようにしたもの。 public key certificate
5058-1e シーケンス数 時間的に変化するパラメタで，その値は，特定の順序となっていて，一定時間内に繰り返さないもの。 sequence number
5058-1f タイムスタンプ 共通の参照時刻に関して，時間軸上の一点を示す，時間的に変化するパラメタ。 time-stamp
5058-1g 時間的に変化するパラメタ 乱数，シーケンス数又はタイムスタンプのように，メッセージが再使用攻撃(replay)ではないことを検証するために使用されるデータ。
参考　これらの定義はISO/IEC 11770-1を要約して作成したJIS X 5058-1の解説に記載している定義に一致している。 		time-variant parameter
5058-3a ディジタル署名 データ単位に付加されるデータ又はデータ単位の暗号変換を施したデータ。これによって，受信者に対してデータ単位の発信元及び完全性を保証し，送信者及び受信者に対して第三者による偽造からデータ単位を保護し，送信者に対して受信者による偽造から保護することができる。 digital signature
5058-3b 信頼できる第三者機関●TTP セキュリティ関連の活動に関して，他のエンティティから信頼されるセキュリティ機関又はその代理者。
参考　これらの定義はISO/IEC 11770-3を要約して作成したJIS X 5058-3の解説に記載している定義に一致している。 		trusted third party●TTP

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