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JIS X 5093:2008
XML署名利用電子署名(XAdES)の長期署名プロファイル 2008制定

番号 用語 定義 対応英語
3.1 長期署名 署名時刻の特定を可能とし,かつ,署名対象及び検証情報を含む署名に関する情報の改ざん(竄)検知を可能とする措置を実施し,署名を長期にわたって検証可能にした署名。 long term signature
3.2 プロファイル 参照する仕様の選択要素,値の範囲などに関する相互運用性を満たすための規約。 profile
3.3 要求レベル プロファイルを構成する各要素の実装に対する要求の程度。 required level
3.4 XML署名 任意のメッセージ内容が真正で改ざんされていないことを証明するXML形式のデータ。
注記1 XML-Signature Syntax and Processing, W3C Recommendation 12 February 2002で定義されている。
注記2 http://www.w3.org/TR/xmldsig-core/から入手可能。
XML signature
3.5 XML署名利用電子署名●XAdES ETSI TS 101 903で定義された,署名者の識別及びデータの改ざん検知が可能な,XML署名に基づく電子署名の総称。 XML advanced electronic signature
3.6 CAdES-T ETSI TS 101 903で定義された,署名時刻を確定する情報(例えば,署名タイムスタンプ)をもつ,XML署名に基づく電子署名。 CAdES with time
3.7 CAdES-A ETSI TS 101 903で定義された,署名対象及び検証情報を含む署名に関する情報の改ざん検知を可能とする情報(例えば,アーカイブタイムスタンプ)をもつ,XML署名に基づく電子署名。 archival CAdES
3.8 署名要素 XML署名を構成する要素の中の最上位の要素。一つの署名対象に対して複数の署名要素をもつことができる。 signature element
3.9 検証情報 署名及びタイムスタンプの検証に用いる証明書及び失効情報。 validation data
3.10 タイムスタンピング機関●TSA あるデータが,時間軸上のある点より前に存在していた証拠を提供することを信託された,信頼できる第三者機関。 time-stamping authority
3.11 タイムスタンプトークン●TST データの表現が,ある時刻に存在したことを証明するデータ。 time-stamp token
3.12 署名タイムスタンプ 署名が存在した時刻を特定可能にするために,署名値(signature value)に付されるタイムスタンプ。 signature timestamp
3.13 アーカイブタイムスタンプ 改ざんを検知可能にするために,署名対象及び検証情報を含む署名に関する情報に付されるタイムスタンプ。 archive timestamp
3.14 信頼点 電子署名の検証を行うときの,検証者によって信頼された信用の起点。公開かぎ(鍵)証明書又は公開かぎの形式で提供され,一般的には,信頼する最上位の証明機関の公開かぎ証明書である。 trust anchor
3.15 信頼できる第三者機関●TTP セキュリティ関連の活動に関して,他のエンティティから信頼されるセキュリティ機関又はその代理者。 trusted third party
3.16 証明機関●CA 公開かぎ証明書の作成及び割当てを信託されたセンタ。任意選択として,証明機関は,エンティティに対してかぎを作成し,割当てることもできる。 certificate authority
3.17 証明書 あるエンティティの非対称かぎの一対のうち,公開されるかぎの情報で,証明機関によって署名され,それによって偽造できないようにしたもの。 certificate
3.18 属性証明書 職責,資格,地位などの属性及び属性値を記載した証明書。 attribute certificate
3.19 失効情報 有効期間内に失効した証明書に関して証明機関が発行する情報。この情報と照合することによって,証明書が現在も有効であるか否かを検証できる。 revocation information
3.20 拡張セキュリティサービス●ESS 署名者証明書を特定する情報,署名の種類を表す情報など署名に対する任意の拡張サービス。 enhanced security service

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