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JIS X 6105:1988
GCR方式による12.7mm幅,9トラック,246cpmm,情報交換用磁気テープの情報記録様式
1988制定
番号
用語
定義
対応英語
(1)
GCR方式
テープ上に一連の2進符号を逐次記録する場合,7データバイトごとにECCキャラクタを挿入し,4ビットから5ビットに変換し,更に158個のデータ記録群ごとに制御用の信号を挿入する記録方式。
(2)
磁気テープ
計数形電子計算機及び類似の機械において,情報を入力,出力又は記録するための磁気的信号を記録保持するテープ。
(3)
標準テープ
テープの電磁変換特性の標準として用いられ,その特性値が国際標準化機構(ISO)によって規定されるテープ。
(4)
副標準テープ
テープの電磁変換特性を標準テープのそれと比較するために用いられ,その特性と標準テープの特性との偏差が明示されて,実測値の偏差を補正することによって,間接的に供試テープと標準テープとの特性の比較を行うことを可能にするようなテープ。
(5)
基準磁界
標準テープに記録密度356ftpmmで相連続する磁束反転を記録して,これを再生するとき,その再生出力電圧が最大出力電圧(飽和値)の95%となるような最小印加磁界。
(6)
基準せん(尖)頭出力電圧
標準テープに記録密度356ftpmm,基準磁界を生じさせる電流の1.3〜1.5倍の記録電流によって,相連続する磁束反転を記録し,これを再生するときに得られる平均せん(尖)頭(PーP)出力電圧。
(7)
基準縁
テープの磁性面を上側にして水平に置き,記録時のテープの進行方向が左から右方向になるように見たときの奥側の縁。
(8)
トラック
磁気テープの表面に一連の情報を蓄え,1個のヘッドで読出し又は書込みができる部分。
(9)
列
1組の9ビットがテープ幅方向に記録されている部分。
(10)
記録密度
トラックの長さ1mm当たりに記録された磁束反転数(ftpmm)。
(11)
データ密度
テープの長さ1mm当たりに記録されたデータキャラクタ数(cpmm)。
(12)
スキュー
1列内のビットの長手方向の最大位置ずれ量。
(13)
ECCキャラクタ
データ群の中で誤りの検出及び訂正に用いるキャラクタ。
(14)
補助CRCキャラクタ
ブロックのデータ部分内の誤り検出に用いるキャラクタ。
(15)
CRCキャラクタ
ブロック全体にわたっての誤り検出に用いるキャラクタ。
(16)
プリアンブル
各記録ブロックの先端を示す信号パターン。主として電子回路の同期に用いる。
(17)
ポストアンブル
各記録ブロックの終端を示す信号パターン。
(18)
記録密度識別バースト
GCR方式で使用している記録密度を識別するために記録したテープ先端部の信号。
(19)
ARA領域
テープ先端部において読取り増幅器の利得設定に用いるための信号を記録した領域。
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