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JIS X 6175:2006
情報技術―情報交換用12.7mm幅,384―トラック磁気テープカートリッジ―ウルトリウム1様式
2006制定
番号
用語
定義
対応英語
4.1
アクセスポイント
一連の圧縮記録及び復元アルゴリズムを開始する箇所。
access point
4.2
アルゴリズム
データの論理表示を変換するための一連の規則。
algorithm
4.3
アルゴリズム処理データ
定義された処理アルゴリズムで処理したデータ。
algorithmically processed data
4.4
交流消去
減衰レベルの交流磁界を用いた消去。
a.c. erase
4.5
平均信号振幅
ミッシングパルスを除いて,最低25.4mmの1トラック長で規定した物理記録密度の基本周波数で,読取りヘッドからの出力信号のピークツーピークの平均値。
average signal amplitude
4.6
裏面
データの記録に使う磁性面の反対側のテープ面。
back surface
4.7
テープの始喘
リーダピンに最も近いテープ基準点。
beginning of tape●BOT
4.8
ラップの始端
ラップの開始を示す論理箇所。LP3は,順方向ラップ,LP4は,逆方向ラップを示す。
beginning of wrap●BOW
4.9
ビット
“0”又は“1”で表す2進法の一けた。
bit
4.10
ビットセル
隣接するRLL符号化ビット間のトラックに沿った距離。
bit cell
4.11
広帯域信号対雑音比
平均読取り信号出力を平均積算広帯域(フロア)RMS雑音出力で除したdB値。
broad band signal-to-noise ratio●BBSNR
4.12
バイト
単位として取り扱う8ビット(12チャネルビット)の集合。
byte
4.13
カートリッジ
リーダピンアッセンブリが付いたリーダテープと磁気テープが巻かれたシングル供給リールを収納したケース。
cartridge
4.14
チャネルビット
RLLチャネル符号化から出力した1ビット。
channel bit
4.15
コードワード
データ及びデータについて計算したECCバイトを含むバイトの集合。
codeword
4.16
コードワード対
コードワードの一つのインタリーブ対。
codeword pair
4.17
コードワードクワツド
二つのコードワード対の一組。
codeword quad●CQ
4.18
CQセット
動作中の各トラック上に同時に書き込むCQの一群。
CQ set
4.19
巡回冗長検査文字
誤り検出用の検査バイトを生成するために数学的に計算した符号。
cyclic redundancy check character●CRC character
4.20
データセット
テープに書き込み又はテープから読み取った完全な情報の最小単位。
data set
4.21
データセット情報表
データセットの内容を記述するデータセットの表。
data set information table●DSIT
4.22
データの終端
テープに記録した最終有効データセットの終端にあるテープ上の箇所。
end of data●EOD
4.23
テープの終端
記録が可能なテープ始端から最も遠いトラック上の箇所。
end of tape●EOT
4.24
ラップの終端
ラップの終了を示す論理箇所。LP4は,順方向ラップ,LP3は,逆方向ラップを示す。
end of wrap●EOW
4.25
誤り訂正符号
誤り検出用及び誤り修正用に検査バイト生成するために数学的に計算した符号。(★助詞ぬけ★)
error correcting code●ECC
4.26
ファイルマーク
ディレクトリ境界のような逐次ファイル構造の組織境界のマークに使用するホストによって書き込み,(又は読み取り)が要求された記録要素。
file mark
4.27
磁束反転位置
テープ表面に垂直方向の最大自由空間磁束密度を示す磁気テープ上の箇所。
flux transition position
4.28
磁束反転間隔
連続する磁束反転間のトラックに沿った距離。
flux transition spacing
4.29
順方向テープ走行動作
テープをカートリッジリールからマシンリールに巻きとる方向の動作。
forward tape motion
4.30
ヘッダ
識別及び検査のためデータ実体に前置するデータ。
header
4.31
ハウスキーピングデータセット
ユーザデータを含まないデータ領域の値によって識別できるデータセット。
housekeeping data set
4.32
論理順方向
ラップの終端へのテープ動作の方向。
logical forward
4.33
論理逆方向
ラップの終端から遠ざかるテープ動作の方向。
logical reverse
4.34
論理箇所
テープ領域の開始又は終了の境界。
logical point
4.35
磁気テープ
情報処理用の入力,出力及び保存を目的とした磁気信号を受領し,保持するテープ。
magnetic tape
4.36
主基準テープ
基準記録電流,信号振幅,分解能,BBSNR,重ね書き比,サーボ信号振幅及びサーボ信号極性の基準として選定したテープ。備考 主基準テープは,Ladas and Parryによって管理されている。
master standard reference tape●MSRT
4.37
LTOカートリッジメモリ
カートリッジ,カートリッジ内のテープ及びテープ上のデータについての情報を保持するのに使用するケースに内蔵した非接触保存デバイス。
LTO cartridge memory●LTO CM
4.38
最適記録電流
密度TRD1で記録したとき,最大平均信号振幅の95%の平均信号振幅が生じる最小電流の1.15倍の電流。
optimum recording current
4.39
テープの物理的終端
リーダピンアセンブリから最も離れたテープの位置。これは,テープの製造時にテープを切断し,ハブに巻き付けたテープの位置である。
physical end of tape
4.40
物理的順方向
BOTからEOTへのテープ動作の方向。偶数ラップは,論理順方向となる。
physical forward
4.41
物理的逆方向
EOTからBOTへのテープ動作の方向。奇数ラップは,論理順方向(★論理逆方向か?★)となる。
physical reverse
4.42
プリレコード状態
データ記録前に交流消去し,サーボ信号を記録してある状態。
pre-record condition
4.43
圧縮データ
アルゴリズムによってデータを圧縮したシンボルの列。
processed data
4.44
圧縮レコード
レコードを圧縮したシンボルの列。
processed record
4.45
圧縮
アルゴリズムを用いてホストデータをシンボルに変換する。
processing●compression
4.46
保護レコード
4バイトのCRCを終端に加えた1レコード。CRCは,フォーマット処理間にレコードが壊れていないことを検査する。
protected record
4.47
レコード
テープ装置システムとホストとの間でのデータを授受する最小のデータバイトの集合。テープ装置システムは,処理,記録,再生及び復元処理をレコードで行う。
record
4.48
レコード要素
ファイルマーク又はレコード。
record element
4.49
基準記録電流
主基準テープの最適記録電流。
reference recording current
4.50
復元
アルゴリズムを用いてホストの要求するとおりシンボルをデータに変換する。
reprocessing●decompression
4.51
逆方向テープ走行動作
テープをマシンリールからカートリッジリールに巻きとる方向の動作。
reverse tape motion
4.52
ランレングスリミテッド符号化
“1”の間の“0”を特定の最小数及び最大数で2進数列出力を生成する任意の2進数列入力に適用するアルゴリズム処理。
run length limited encoding●RLL
4.53
二次基準テープ
テープの特性が既知であり主基準テープとの偏差を明示しているテープ。備考 二次基準テープは,“Ultrium Format Specification Generation 1 SSRT”として,Ladas and Parry, 5670 Wilshire Blvd, 21st Floor, Los Angels, CA 90036, U.S.A.に発注できる。このテープは,2012年まで入手できる。SSRTの受注状況によって,この期間は,延長又は短縮することができる。SSRTは,日常校正に使用する第三次基準テープを校正するのに用いる。
secondary standard reference tape●SSRT
4.54
サーボ取得領域
サーボ信号記録に使用するテープ上の領域。
servo acquisition region
4.55
基準振幅
主基準テープに密度TRD1で記録し,これを再生したときの出力電圧の平均値。基準振幅との偏差は,二次基準テープとともに供給する校正値表による。
standard reference amplitude●SRA
4.56
シンボル
データの1バイト,データバイトの1列又は制御情報を圧縮アルゴリズムによって生成するビットの列。
symbol
4.57
同期コードワードクワッド
RLLで符号化するコードワードクワッドへ同期パターンを挿入することによって形成する直列ビットストリーム。
synchronized codeword quad●SCQ
4.58
試験記録密度
特定の試験で実施する記録密度。試験記録密度は,TRD1,TRD2及びTRD3の3種類がある(12.1参照)。
test recording density●TRD
4.59
ラップ
物理的順方向又は物理的逆方向に記録した一つのトラック群。
wrap
4.60
書込み等価
入力2進数の順序を別の2進数順序に線形変換するアルゴリズム処理。
write equalisation
4.61
(1,7)RLL符号
“1”の間の“0”を1個以上7個以下で出力するランレングスリミテッド(RLL)符号化手法。
(1,7)RLL code
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