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JIS X 6252:2011
120mm(8.54Gbytes/面)及び80mm(2.66Gbytes/面)2層DVDレコーダブルディスク(DVD−R for DL) 2011制定

番号 用語 定義 対応英語
4.1 アンカーポイント 論理ボリューム空間での最終記録済み番地の最大値をNとしたとき,16,256,N−256,及びNとなる特定の論理セクタ番号に対応した物理セクタ番号。注記 これらのセクタ番号に対応する情報は,ボリューム及びファイル構造を決定するために用いる。 anchor point
4.2 基本記録速度 ディスクが必ず記録できなければならない記録速度。注記 基本記録速度は,それぞれのクラスに必須の規定である。 basic recording speed
4.3 ブロック同期ガード領域 未記録領域において,32Kリンクを用いて記録が開始された連続領域の最初のECCブロック。 block sync guard area
4.4 ボーダゾーン 部分的に記録された状態のディスクを再生するときに,ピックアップの暴走を防止するための領域。 border zone
4.5 チャネルビット 変調後の2値の“0”及び“1”をディスク上のビットで表す要素。 channel bit
4.6 クランプゾーン クランプ装置機構によってクランプ力が加わるディスクの環状の部分。 clamping zone
4.7 クラス ディスクの基本記録速度を表す0を含んだ整数。ディスクに適応する記録速度群は,少なくとも一つの基本記録速度を含まなければならない。基本記録速度は,記録機器及びディスクに必須の規定である。 class
4.8 データゾーン 記録層0の場合,リードインゾーンとミドルゾーンとに挟まれたユーザデータが記録された領域。記録層1の場合,ミドルゾーンとリードアウトゾーンとに挟まれたユーザデータが記録された領域。注記 ボーダ記録モードの場合,ボーダゾーンは,データゾーンに含まれる。 data zone
4.9 データレコーダブルゾーン ユーザデータが記録可能なゾーン。 data recordable zone
4.10 ディジタル総計値 10進数の数値1をビット“1”及び10進数の−1をビット“0”に割り当てることによって,ビットストリームから得た算術和。 digital sum value
4.11 ディスクアットワンス記録 リードインゾーン,ユーザデータ及びリードアウトゾーンを連続的に記録する記録モード。 disk at once recording
4.12 ディスク基準面 ディスクのクランプゾーンをクランプし,理想スピンドルの完全に平らな環状表面で定義される回転軸に対して垂直な面。 disk reference plane
4.13 ディスクテスト領域●DTA 最適パワー制御(OPC)に用いられる領域。
注記1 ディスク上には2種類のディスクテスト領域がある。R情報ゾーンの記録管理領域の内側に内側ディスクテスト領域(IDTA:inner disc testing area),固定ミドルゾーンの外側に外側ディスクテスト領域(ODTA:outer disk testing area)が存在する。(★「disc」と「disk」が混在★)
注記2 NBCAがディスク上にない場合の記録機器の任意機構として,任意内側ディスクテスト領域(optional IDTA)を記録層0のイニシャルゾーンに面した記録層1の特別な位置に配置することができる。
注記3 移動ミドルゾーンが存在する場合,記録機器の任意機構として外側ディスクテスト領域(ODTA)を追加することができる。この場合,追加したODTAを可変外側ディスクテスト領域(flexible ODTA)と呼び,記録層0と記録層1との移動ミドルゾーンの外側にそれぞれ配置する。
disk testing area●DTA
4.14 ECCブロックアドレス ディスク上の各領域への記録位置を決定するために用いるランドトラックの絶対物理番地。
注記1 このアドレスは,ランドプリピットとしてあらかじめディスク上に記録し,その値はグルーブ上に記録する物理セクタ番号のb23〜b4のビット反転した値に等しい。記録層0では内周から外周へ,記録層1では外周から内周へ,連続的に減少する値を各ブロックに付与する。記録層0のデータレコーダブルゾーンでの最初のECCブロックアドレスは,(FF CFFF)である。ビット反転した値は,ビットの値が1である場合に0,又はその逆となるように計算する。
注記2 このECCブロックアドレスの規定は,この規格に特有のものである。
ECC block address
4.15 誤り訂正符号●ECC データの誤りを検出,訂正するために計算によって生成されたコード。 error correction code●ECC
4.16 誤り検出符号●EDC データの誤りを検出するために生成されたコード。注記 誤り検出符号は,データ及びエラー検出パリティから構成される。 error detection code●EDC
4.17 ファイナライゼーション リードインゾーン,リードアウトゾーン及びミドルゾーンを記録する動作。
注記1 ファイナライゼーション後は,記録層0においてはリードインゾーンからミドルゾーンまでの情報ゾーンが,記録層1においてはミドルゾーンからリードアウトゾーンまでの情報ゾーンが,それぞれ未記録領域がなく全て記録されていなければならない。
注記2 ー度ファイナライズ処理を行うと,ディスクは記録動作から保護される。
finalization
4.18 グルーブ トラックの位置決めに用いるウォブルされたディスクの溝。 groove
4.19 インクリメンタル記録 規定されたリンキング方式を用いてディスクが複数回に分けて記録されるときに用いる記録モード。この記録モードを適用した場合,規定したリンキング方式を使用しなければならない。 incremental recording
4.20 情報ゾーン リードインゾーン,データゾーン,ミドルゾーン及びリードアウトゾーンで構成されるゾーン。 information zone
4.21 初期情報ゾーン リードインゾーン,データレコーダブルゾーン,固定ミドルゾーン及びリードアウトゾーンで構成されるゾーン。 initial information zone
4.22 ランド グルーブ間の領域。 land
4.23 ランドプリピット●LPP ディスク基板製造工程において,ランド上に形成された番地情報を含むエンボスピット。 land pre-pit●LPP
4.24 リードインゾーン 記録層0のデータゾーンより内側で,かつ,隣接した物理セクタで構成されるゾーン。 lead-in zone
4.25 リードアウトゾーン 記録層1のデータゾーンより内側で,かつ,隣接した物理セクタで構成されるゾーン。注記 ユーザデータの記録が記録層0で終了した場合,リードアウトゾーンは記録層1のミドルゾーンの内側に隣接して配置する。 lead-out zone
4.26 ミドルゾーン 記録層0,記録層1それぞれのデータゾーンより外側かつ隣接した物理セクタで構成されるゾーン。
注記1 固定ミドルゾーンは,ディスクのデータレコーダブルゾーンの外側に配置する。
注記2 移動ミドルゾーンは,記録機器の任意機構として固定ミドルゾーンの内側かつデータゾーンの外側に追加できる。この任意機構は,データゾーンの大きさに依存する。
middle zone
4.27 記録管理領域●RMA 記録層0の場合,リードインゾーンより内側で,かつ,隣接した記録管理データで構成される領域。記録層1の場合,リードアウトゾーンより内側で,かつ,隣接した記録管理データで構成される領域。 recording management area●RMA
4.28 記録管理データ●RMD それぞれの記録モードを含むディスクへの記録に関する情報。注記 2種類のRMDフォーマットを規定する。フォーマット1 RMDは,インクリメンタル記録モード及びディスクアットワンス記録モードに関連する情報を含む。フォーマット4 RMDは,層間ジャンプ記録モードを含むインクリメンタル記録モードに関連する情報を含む。 recording management data●RMD
4.29 R情報ゾーン 内側ディスクテスト領域(IDTA)と記録管理領域(RMA)とで構成される領域。 R-information zone
4.30 再配置 初期のアンカーポイントを再配置するための物理層における更新手法。 re-mapping
4.31 Rゾーン インクリメンタル記録モードの場合に,記録層0及び記録層1へのユーザデータ記録用に予約される連続したECCブロック。 R zone
4.32 セクタ ディスクの情報ゾーンに存在するトラックの中で,独立にアドレス指定可能な最小領域。 sector
4.33 基板 記録層を機械的に支持する透明な円盤状の基体。これを通して光ビームで記録層にアクセスする。 substrate
4.34 トラック 記録マーク又はグルーブの連続スパイラル。360°,1回転分を示す。 track
4.35 トラックピッチ 半径方向に測定される,未記録ディスクに対しては1対の隣接するウォブルグルーブ(半径方向に僅かに蛇行したグルーブ)の平均中心線間の距離で,記録済みディスクに対しては1対の隣接する連なった記録マークの物理トラックの中心線間の距離。 track pitch
4.36 ゾーン ディスクの環状領域。 zone

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