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JIS X 6275:2012
90mm/230MB光ディスクカートリッジ
2012改正●1997制定
番号
用語
定義
対応英語
4.1
バンド
所定数の連続するフィジカルトラックからなるデータゾーンの一部。
band
4.2
ケース
ディスクを保護するとともに,ディスクの交換を容易にする光ディスクの入れ物。
case
4.3
チャネルビット
ディスク上のデータの最小要素。スペース又はマークで記録される。2チャネルビットで1データビットを表す。
channel bit
4.4
クランプゾーン
クランプ装置からの吸着力が印加されるディスクの環状部分。
clamping zone
4.5
制御トラック
光ディスクに記録,再生及び消去をするために必要なフォーマット及びメディアパラメータを含むトラック。
control track
4.6
巡回冗長検査●CRC
データの誤り検出方法の一つ。伝送単位ごとにビット列を2進数とみなし,あらかじめ定められた多項式で除算した余りをチェックビットとして伝送単位の最後に付加する方式。
Cyclic Redundancy Check●CRC
4.7
欠陥管理
ディスクの欠陥領域を取り扱う方法。
defect management
4.8
ディスク基準面
理想スピンドルにおいて,回転軸に対して垂直で,かつ,ディスクのクランプゾーンに対応する,完全にフラットな環状表面として規定される面。
disk reference plane
4.9
エンボスマーク
光磁気的手段によって変更できないように形成されたマーク。
embossed mark
4.10
入射面
光ビームが最初に入射するディスクの表面。
entrance surface
4.11
誤り訂正符号●ECC
データの中にある種の誤りを訂正するために設計された誤り検出符号の一つ。(★「ある」→「あるある」★)
Error Correction Code●ECC
4.12
フィールド
セクタの下位区分を表す領域。特定の種類に属するデータのために用いる。
field
4.13
フォーマット
ディスク上の情報の配置又はレイアウト。
format
4.14
全面エンボス形光ディスク
規定された領域のデータが,全てエンボスデータである光ディスク。
fully embossed disk
4.15
全面書換形光ディスク
規定された領域のデータが,光ビームによって書換え可能である光ディスク。
fully rewritable disk
4.16
グルーブ
4.20参照。
groove
4.17
ハブ
駆動装置のスピンドルによって芯出しを行い,かつ,吸着カを与えるためのディスクの中心部にある構造体。(★「芯出し」を「心出し」としている規格もある★)
hub
4.18
インタリーブ
バーストエラーによって影響を受けないように,連続するデータ群を物理的に分割して配置するプロセス。
interleaving
4.19
カー回転
光磁気カー効果が引き起こす,記録層からの反射による光ビームの偏光面の回転。
Kerr rotation
4.20
ランド及びグルーブ
情報が記録される前に形成するディスクの溝状構造。トラック位置を明らかにするために用いられる。グルーブは,それと一対でトラックを形成するランドよりも入射面に近い方に位置する。
land and groove
4.21
ロジカルトラック
論理的に分割したトラックであり,25個の連続したセクタで構成されるトラック。各ロジカルトラックの最初のセクタにはセクタ番号0を割り当てる。
logical track
4.22
マーク
磁区,ピット,その他光学的に検出できる形態をもった記録層の造作。マークのパターンが,ディスク上のデータを表す。備考 セクタマーク,アドレスマークなどのセクタの下位区分としての“マーク”は,ここでいうマークと異なる。
mark
4.23
光ディスク
記録層にマークの形で情報を記録したり保持したりする,光ビームで再生可能なディスク。
optical disk
4.24
光ディスクカートリッジ●ODC
光ディスクが収納されたケースからなるデバイス。
Optical Disk Cartridge●ODC
4.25
部分エンボス形光ディスク
1枚のディスクの中に,書換えできないエンボスデータ領域及び書換え可能領域をもつ光ディスク。
partially embossed disk
4.26
フィジカルトラック
ディスクが一回転する間の光ビームの焦点がたどる経路。
physical track
4.27
フィジカルトラックグループ
データゾーンでの一定数の連続するフィジカルトラック。
physical track group
4.28
ピッチ
隣接するフィジカルトラックの中心線の半径方向の間隔。
pitch
4.29
偏光
光波の振動ベクトルの振動方向が規則的な状態。光ビームの偏光方向は,ビームの電気ベクトルの方向となる。注記 偏光面は,電気ベクトルを含み,かつ,光ビームの伝搬方向をもつ面である。光ビームの伝搬方向を見て電気ベクトルが時計回りで回転する偏光を右だ(楕)円偏光という。
polarization
4.30
再生パワー
再生時のディスクの入射面での光パワー。注記 記録済みのデータを破壊することなく使えるパワーとして最大パワーを規定する。SN比及び規格の他の要求事項を満足することを条件に,より小さいパワーを使うことができる。
read power
4.31
記録層
光ビームによってデータを記録する層。
recording layer
4.32
リードソロモン符号
誤り検出符合及び/又は誤り訂正符号の一つ。特に,バーストエラー又は高い相関をもつ誤りの訂正に向いている。(★「符合」は「符号」の誤り★)
Reed-Solomon code
4.33
セクタ
ディスクの情報ゾーンにあるアドレス指定可能な最小単位のトラックの部分。
sector
4.34
スピンドル
ディスク及び/又はハブに接触するディスク駆動装置の一部。
spindle
4.35
基板
記録層を機械的に支持する透明なディスク構成層。光ビームはこの層を通して記録層に入射する。
substrate
4.36
ゾーンCAV●ZCAV
角速度一定方式で,ゾーンごとにフィジカルトラック当たりのセクタ数の異なるディスクフォーマット。データゾーンにおいては,全てのトラックをロジカルトラックとして扱う。
Zoned Constant Angular Velocity●ZCAV
4.37
ゾーン
ディスクの環状領域。
zone
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