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JIS X 6283:2009
情報交換用120mmリライタブル光ディスク(CD−RW) 2009制定

番号 用語 定義 対応英語
1.5.1 <x> 変数xの平均値。
1.5.2 Δx Δx=x−<x>で示されるxの平均値からの差分。
1.5.3 ブロック 2 352バイトの大きさをもつデータを記録する最小の単位。 block
1.5.4 セクタ 情報領域におけるディジタルデータトラックの番地付け可能な最小部分。その領域の他の番地付け可能部分とは独立にアクセスできる(JIS X 6281参照)。 sector
1.5.5 データディスク 各セションが1個以上のデータトラックを含むディスク。 data disc
1.5.6 データセション 1個以上のデータトラックを含むセション。 data session
1.5.7 データトラック サブコードQチャネルのCONTROLに“Data Track”と指定されたトラック。 data track
1.5.8 DOW(n) n番目の重ね書きサイクル。
1.5.9 EFM 8ビットのユーザデータを光ディスク記録に都合のよい特性をもつ17チャネルビットへ変換する変調方式(箇条8参照)。 Eight to Fourteen Modulation
1.5.10 EFMフレーム 1個のEFM同期パターン,1バイトのサブコード情報,24バイトの利用者データ,及び8バイトのCIRCを表す合計588チャネルビットの1個のグループ。公称CD速度での継続時間は,約136μsに等しい。 EFM frame
1.5.11 ファイナライゼーション (部分的に)未記録又は論理消去したトラックを終了し,リードイン領域及びリードアウト領域を,適切なTOCサブコードで記録又は重ね書きをする動作。 finalization
1.5.12 最終セション CD-RWディスクに記録されたセションの中で最も外周側に位置し,最後のセションとして指定されたセション。最終セションから後へのセションの追加はできない。 final session
1.5.13 ジッタ 時間間隔分析によって測定した,特定の(I_3〜I_11)マーク又はスペースの前縁と後縁の間の時間変化量の1σ値。 jitter
1.5.14 ランド グルーブ間の領域。 land
1.5.15 レーザ変調 記録の場合に,レーザが“記録ストラテジ”に従って,オン・オフするパターン。 laser modulation
1.5.16 論理消去 9.4.3.1,9.5.2.1又は9.6.3.2に従って,モード0のサブコードを含むEFM信号でディスクを重ね書きすることによって,ディスク領域から情報を削除する方法。論理消去された領域は,未記録領域と等価であって,同じ方法で扱われなければならない。 logical erase
1.5.17 マーク 非晶質の形態又は光学的に検出できる形態をもった記録層の造作。マーク及びスペース(マーク以外の部分)のパターンがディスクのデータを表す。 mark
1.5.18 複セションディスク (サブコードQチャネルのモード5において最初のリードイン領域に表示する)二つ以上のセションを含む又は含むことができるディスク。 multisession disc
1.5.19 m_11 変調度I_11/I_topを示す。3.3に示すテスト条件で測定する。 m_11
1.5.20 公称CD速度 平均EFMビットクロック周波数4.321 8 MHz,又は平均案内溝ウォブル周波数22.05 kHzが得られるCLV回転状態。 nominal CD speed
1.5.21 Nx公称CD速度 公称CD速度のN倍のCLV回転状態。 Nx nominal CD speed
1.5.22 正規化プッシュプル比 記録前の正規化プッシュプル量を,記録後の正規化プッシュプル量で除したときの結果の値[3.1b)の“記録後の信号”参照]。
a) 記録前のプッシュプル量は,記録前の溝レベルI_8に正規化する(3.1参照)。
b) 記録後のプッシュプル量は,記録後の平均溝レベルI_ga(3.1参照)に正規化する。
normalized push-pull ratio●NPPR
1.5.23 重ね書き 以前に記録した情報の上に新しい情報を記録する動作。 overwrite
1.5.24 P_BO 最適バイアスパワー。 P_BO
1.5.25 P_ECW 物理消去の動作のための■ワー。(★「パ」ぬけ★) P_ECW
1.5.26 P_EO 記録又は重ね書きの動作における,“ランド”の生成のための最適消去パワー(図A.1参照)。 P_EO
1.5.27 P_WO OPC手続によって決定する記録又は重ね書きの動作における,“マーク”生成のための最適記録パワー(図A.1参照)。 P_WO
1.5.28 物理消去 以前に記録した情報を,CWレーザ出力を用いて重ね書きすることによって消去する動作。物理消去の動作後は,CD-RWディスク上の消去した領域は,再び未記録状態になる。 physical erase
1.5.29 案内溝 システムクロック及び時間コードの情報をFM変調して記録した,蛇行したグルーブをもつ案内トラック。 pre-groove
1.5.30 ランダムEFM 次の特徴をもつランダムなEFMデータ。
a) 主チャネルでは,ランダムデータ記号(例えば,記録済み白色ノイズオーディオ信号)。
b) サブコードチャネルでは,sync及びCRCを除くすべてのサブコードのバイトは,サブコードフレームごとに固定値に設定されなければならない。固定値は,“FF”又は“00”であることが望ましい。
random EFM
1.5.31 予備 将来の使用に備えて,この規格では特定の値に設定されている状態。将来の標準化のために予備とする。 reserved
1.5.32 セション リードイン領域,プログラム領域及びリードアウト領域からなるディスクの領域。 session
1.5.33 単セションディスク センョンを一つだけもつディスク。 single session disc
1.5.34 ディスクのインバランスU_d ディスクの不均衡量。ディスクのインバランスは,次の式によって算出する。
 U_d=m_d×r
ここに,
 U_d:ディスクのインバランス(g・mm)
 m_d:ディスクの質量(g)
 r:ディスクの幾何学的な中心と重心との差の距離(mm)
ディスクが回転するときのディスクインバランスによる力は,次の式によって算出する。
 F_u=U_d×ω^2×10^(-6)
ここに,
 F_u:ディスクインバランスによる力(N)
 ω:2π×f_rot
 f_rot:ディスクの回転数(Hz)
unbalance of disc U_d
1.5.35 未記録領域 信号を全く記録していないか又は以前に記録した情報を物理消去した領域。トラック(溝)は高反射状態になっている。 unrecorded area
1.5.36 利用者記録領域 利用者データ及び通常のサブコードQ(モード0ではない。)を含むEFM信号を用いて記録した領域(又はトラック)。 user-recorded area
1.5.37 ウォブル ディスクの中の案内溝は,完全なら(螺)旋ではなく,蛇行している状態。次の仕様をもつ。
a) 30 nmの基準振幅
b) 54 μm〜60 μmの空間的周期(箇条4参照)
wobble
1.5.38 記録ストラテジ レーザパワーを変調するために使用するHF記録信号の形状。ディスクの測定に必要な記録に使用しなければならなし記録ストラテジを,A.1に示す。 write strategy

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