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JIS X 6319-3:2011
ICカード実装仕様―第3部:共通コマンド
2011改正●2005制定
番号
用語
定義
対応英語
3.1.1
ANDテンプレート
満足すべき全てのセキュリティ条件を内容とするテンプレート。
AND template
3.1.2
アクセス規制
実行の前に満足すべき行為及びセキュリティ条件が参照されるアクセスモードを含むデータ要素(JIS X 6320-4参照)。
access rule
3.1.3
アプリケーション
特定の機能実行のために必要な構造,データ要素及びプログラムモジュール(JIS X 6320-4参照)。
注記1 アプリケーションのうち,特にプラットフォーム形ICカードにおいてカード内に搭載されるアプリケーションを意味する場合には,カードアプリケーションという。
注記2 JIS X 6320-4の定義を変更している。
application
3.1.4
アプリケーションDF
カードのアプリケーションを収める構造(JIS X 6320-4参照)。
application DF
3.1.5
コマンドレスポンス対
カードのインタフェースに現れる二つのメッセージの対。コマンドAPDU及びこれに続く逆方向からのレスポンスAPDU (JIS X 6320-4参照)。
command-response pair
3.1.6
カレント
実行可能を示す状態(JIS X 6320-4参照)。
current
3.1.7
データ要素
名前,論理的内容の識別子,構成及び符号化方法が特定された,インタフェース上に現れる情報項目(JIS X 6320-4参照)。
data element
3.1.8
データオブジェクト
カードのインタフェース上に現れる,必須のタグフィールド,必須の長さフィールド及び条件付きの値フィールドの連結からなる情報(JIS X 6320-4参照)。
data object
3.1.9
専用ファイル
ファイル制御情報と任意選択として割付け利用可能なメモリとを含んでいる構造(JIS X 6320-4参照)。
dedicated file
3.1.10
DF名
カードのDFを一意に識別する16バイト以内のデータ要素(JIS X 6320-4参照)。
DF name
3.1.11
基礎ファイル
同一ファイル識別子と同一セキュリティ属性とを共有するデータオブジェクト,レコード,又はデータ単位の集合(JIS X 6320-4参照)。
elementary file
3.1.12
ファイル制御パラメタ
ファイルの論理,構造及びセキュリティ属性(★句点ぬけ★)
file control parameters
3.1.13
ファイル識別子
ファイルを指定するために使用される2バイトのデータ要素(JIS X 6320-4参照)。
file identifier
3.1.14
内部基礎ファイル
カードが解釈実行するデータを格納するEF(JIS X 6320-4参照)。
internal elementary file
3.1.15
主ファイル
DFの階層構造を用いているカードでファイル構成の根幹となる唯一のDF(JIS X 6320-4参照)。
master file
3.1.16
ネイティブ形ICカード
ICカード内の全てのソフトウェア(OSを含む。)がICチップに依存するプログラムコードで記述されたICカード。
native type IC card
3.1.17
OS
多くのアプリケーションから共通して利用される基本的な機能を提供し,ICカード全体を管理するソフトウェア。基本ソフトウェアともいう。
Operating System
3.1.18
ORテンプレート
満足すペき少なくとも一つのセキュリティ条件を内容とするテンプレート。
OR template
3.1.19
親ファイル
DF階層構造において,そのファイルの直上にあるDF(JIS X 6320-4参照)。
parent file
3.1.20
パスワード
接続装置側のアプリケーションによって要求される照合用データであって,カードに対し提示されるもの。注記 JIS X 6320-4の定義を変更している。
password
3.1.21
パス
区切り符号のないファイル識別子の連結(JIS X 6320-4参照)。
path
3.1.22
プラットフォーム形ICカード
外部からカードアプリケーションをダウンロードすることが可能なOSをもつICカード。代表的なものとして,JavaCard^TM,MULTOS^TMがある。
注記1 JavaCardはSun Microsystemsの登録商標。
注記2 MULTOSはStepNexusの登録商標。
platform type IC card
3.1.23
レコード
レコード形式のEFで,カードによって参照され取り扱われるバイト列(JIS X 6320-4参照)。
record
3.1.24
レコード識別子
レコード形式のEFで,一つ以上のレコードを参照するために使用される数値(JIS X 6320-4参照)。
record identifier
3.1.25
レコード書号
レコード形式のEFで,一意に各レコードを識別する連続する数(JIS X 6320-4参照)。
record number
3.1.26
セキュアメッセージング●SM
コマンド及びそのレスポンスに対してその一部又は全体を暗号によって保護するための方法。注記 JIS X 6320-4の定義を変更している。
secure messaging
3.1.27
セキュリティ属性
格納されたデータ及びデータ処理機能を含むカードのオブジェクトの使用条件。それは,一つ以上のアクセス規則を含んでいるデータ要素として表す情報(JIS X 6320-4参照)。
security attributes
3.1.28
セキュリティ環境
セキュアメッセージング又はセキュリティ操作のために,カードのアプリケーションが要求する構成要素の集合(JIS X 6320-4参照)。
security environment
3.1.29
セション鍵
主にセキュアメッセージングを行うときに使用する鍵。共通鍵又は公開鍵を用いて生成される。
session key
3.1.30
テンプレート
構造化BER-TLVデータオブジェクトの値フィールドを形成するBER-TLVデータオブジェクトの集合(JIS X 6320-4参照)。
template
3.1.31
作業用基礎ファイル
カードが解釈しないデータを格納するEF(JIS X 6320-4参照)。
working elementary file
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