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JIS X 6320-4:2009
識別カード―ICカード―第4部:交換のための構成,セキュリティ及びコマンド
2009制定
番号
用語
定義
対応英語
3.1
アクセス規制
実行に関連するアクセスモード及び実行前に満足すべきセキュリティ条件を含むデータ要素。
access rule
3.2
リセット応答ファイル
カードの動作特性を示す任意選択のEF。
Answer-to-Reset file
3.3
アプリケーション
特定の機能実行のために必要な構造,データ要素及びプログラムモジュール。
application
3.4
アプリケーションDF
カードのアプリケーションを収める構造。
application DF
3.5
アプリケーション識別子
アプリケーションを識別する16バイト以内のデータ要素。
application identifier
3.6
アプリケーションラベル
マンマシンインタフェースで使用するデータ要素。
application label
3.7
アプリケーション提供者
カード内アプリケーションの構成要素を提供するエンティティ。
application provider
3.8
アプリケーションテンプレート
一つのアプリケーション識別子データオブジェクトを含む,アプリケーションに関連するデータオブジェクトの集合。
application template
3.9
非対称暗号技術
二つの関連する処理を用いる暗号技術。公開された数値又は公開かぎ(鍵)で定義された公開処理,及び秘密にされた数値又は秘密かぎ(鍵)で定義された秘密処理。注記 2種類の処理は,公開処理は与えられるが,秘密処理を導き出すことは計算上実行不可能という特性をもっている。
asymmetric cryptographic technique
3.10
証明書
特別の人又はオブジェクト,及びその関連する公開かぎ(鍵)を結び付けるディジタル署名が付いた文書(証明書)。注記 証明書を出すエンティティは,更に証明書内のデータ要素に関してのタグ割付け機関の役割を果たす。
certificate
3.11
コマンド レスポンス対
カードのインタフェースに現れる二つのメッセージの対。コマンドAPDU及びこれに続く逆方向からのレスポンスAPDU。
command-response pair
3.12
データ要素
名前,論理的内容の識別子,構成及び符号化方法が特定された,インタフェース上に現れる情報項目。
data element
3.13
データオブジェクト
カードのインタフェース上に現れる,必す(須)のタグフィールド。必す(須)の長さフィールド及び条件付きの値フィールドの連結からなる情報。
data object
3.14
データ単位
データ単位を採用する基礎ファイル(EF)内で明示的に参照することができるビットの最も小さな集合。
data unit
3.15
専用ファイル
ファイル制御情報と任意選択として割付け利用可能なメモリとを含んでいる構造。
dedicated file
3.16
DF名
カードのDFを一意に識別する16バイト以内のデータ要素。
DF name
3.17
ディジタル署名
対象とするデータ列の原本性及び完全性を証明し,(例えば,データ受領者による)偽造に対して保護するために,そのデータ列に追加されるデータ,又はそのデータ列を暗号によって変換したもの。
digital signature
3.18
ディレクトリファイル
カードが提供するアプリケーションと任意選択として関連するデータ要素とのリストを含んでいる任意選択であるEF。
directory file
3.19
基礎ファイル
同一ファイル識別子と同一セキュリティ属性とを共有するデータオブジェクト,レコード,又はデータ単位の集合。
elementary file
3.20
ファイル
コマンドを処理するときに,カードのインタフェース上に現れる,カード内のアプリケーション及び/又はデータのための構造。
file
3.21
ファイル識別子
ファイルを指定するために使用される2バイトのデータ要素。
file identifier
3.22
ヘッダリスト
タグフィールド及び長さフィールドの対を連結して区切りなく配列したもの。
header list
3.23
識別力ード
カードを使用するに当たって,取引処理のために必要な入力データを記録することが可能な,カードの所持者及び発行者を識別するカード(JIS X 6301[2]参照)。
identification card
3.24
内部基礎ファイル
カードが解釈実行するデータを格納するEF。
internal elementary file
3.25
かぎ(鍵)
暗号の処理(例えば,署名生成,署名検証,及び動的認証における秘密又は公開捜査,暗号化,復号など)を制御するシンボルの列。
key
3.26
主ファイル
DFの階層構造を用いているカードでファイル構成の根幹となる唯一のDF。
master file
3.27
オフセット
データ単位を提供するEFでデータ単位の相対位置を示す数値,又はレコードでバイトの相対位置を示す数値。
offset
3.28
親ファイル
DF階層構造において,そのファイルの直上にあるDF。
parent file
3.29
パスワード
アプリケーションが必要とすることのある,認証目的で利用者がカードに提示するデータ。
password
3.30
パス
区切りのないファイル識別子の連結。
path
3.31
プライベートかぎ(鍵)
エンティティの非対称かぎ(鍵)対のうち,そのエンティティだけによって使用されるのが望ましいかぎ(鍵)(JIS X 5056-1参照)。
private key
3.32
提供者
カードにDFを作成する権限をもつか,又はその権限を与えられた者。
provider
3.33
公開かぎ(鍵)
エンティティの非対称かぎ(鍵)対のうち,公にされて使用されるかぎ(鍵)(JIS X 5056-1[8]参照)。
public key
3.34
レコード
レコード形式のEFで,カードによって参照され取り扱われるバイト列。
record
3.35
レコード識別子
レコード形式のEFで,一つ以上のレコードを参照するために使用される数値。
record identifier
3.36
レコード番号
レコード形式のEFで,一意に各レコードを識別する連続する数。
record number
3.37
アプリケーション提供者識別子
一意にアプリケーション提供者を識別する5バイトのデータ要素。
registered application provider identifier
3.38
秘密かぎ(鍵)
対称暗号技術を用いて,指定された一組のエンティティによって使用されるかぎ(鍵)(JIS X 5058-3[14]参照)。
secret key
3.39
セキュアメッセージング
コマンド及びその応答に対してその一部又は全体を暗号によって保護するための方法。
secure messaging
3.40
セキュリティ属性
格納されたデータ及びデータ処理機能を含むカードのオブジェクトの使用条件であって,一つ以上のアクセス規則を含むデータ要素として表されるもの。
security attribute
3.41
セキュリティ環境
セキュアメッセージング又はセキュリティ操作のために,カードのアプリケーションが要求する構成要素の集合。
security environment
3.42
対称暗号妓術
発信者及び受信者の双方の操作で同じ秘密かぎ(鍵)を使用する暗号技術[秘密かぎ(鍵)なしで一方の操作を計算することは実行困難である方法]。
symmetric cryptographic technique
3.43
タグリスト
区切りのないタグフィールドの連結。
tag list
3.44
テンプレート
構造化BER-TLVデータオブジェクトの値フィールドを形成するBER-TLVデータオブジェクトの集合。
template
3.45
作業用基礎ファイル
カードが解釈しないデータを格納するEF。
working elementary file
3.46
共通利用
産業間で共通に使用可能であること。
interindustry
3.47
カレント
実行可能を示す状態。
current
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