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JIS X 6939:2011
情報技術―事務機器―複写生産性測定方法
2011制定
番号
用語
定義
対応英語
3.1
両面複写
用紙の両面に複写する行為。注記 もう一つの同意語に“2面複写”がある(1:2モード又は2:2モードともいう。)。
duplex copying
3.2
実効複写速度●EFTP
複写指示開始から最終試験セット(最終部ともいう。)の最終ページを完全に排出するまでの時間で全ページ数を除して求めた複写速度。1分当たりの画像面数(ipm: images per minute)で表す。注記 EFTPには,試験セット(部)の複写指示から複写開始までの処理時間及び試験セット(部)の走行時間が影響することがある。
effective throughput●EFTP
3.3
推定最大複写速度●ESAT
第1試験セット(第1部ともいう。)の最終ページが完全に排出した時点から最終試験セット(最終部ともいう。)の最終ページを完全に排出するまでの時間で,その間に排出したページ数を除して求めた複写速度。1分当たり画像面数(ipm: images per minute)で表す。
estimated saturated throughput●ESAT
3.4
付加機能性能試験
様々な複写及び後処理の付加仕様が付加したときの生産性の変化を,FSOT及びESATの値にて示す選択的試験。注記 付加機能性能試験ファイルセットは,デフォルト複写システム設定で試験して基本データを出し,その後に選択された付加機能(例えばステープル機能など)を追加して試験し,比較する。
feature performance test
3.5
第1部複写時間●FSOT
ジョブ開始から第1試験セット(第1部ともいう。)の最終ページを完全に排出するまでの秒数。注記 FCOT [first copy out time,ファーストコピータイム(1枚目複写時間)]と呼ぶ別の定義がある。電子写真複写機に対するFCOT及び連続コピー速度は,JIS X 6910で定義する。なお,参考として,この規格の適用外の複写装置に適用するこれらの定義を,附属書Dに示した。
first set out time●FSOT
3.6
詳細報告
機器の設定と測定結果とを含む情報の表示。
full detailed report
3.7
全体報告
基本性能試験で求めたFSOT,ESAT及びEFTPの値又は付加機能性能試験で求めたFSOT及びESATの値とそれぞれ計算した平均値とを含む結果の表示。
full report
3.8
基本性能試験
特別な機能又はモードを用いることなく,FSOT,ESAT及びEFTPの値で生産性を評価する片面複写モードの値と,可能ならば1:2及び2:2の両面複写モードの値とを含む試験。
general performance test
3.9
全部数複写時間●LSOT
ジョブ開始から最終試験セット(最終部ともいう。)の最終ページを完全に排出するまでの秒数。
last set out time●LSOT
3.10
公称複写速度
第1ページの複写時間を除外し,公称坪量用紙を使って,単票原稿を連続印刷モードにて複写したときに測定する複写速度。注記 公称複写速度は,1分当たりのコピー数又は画像面数で示す。
nominal copying speed
3.11
片面複写
用紙の片面だけに複写する行為。注記 同意語としては“片面から片面複写”がある(1:1モードともいう。)。
simplex copying
3.12
要約報告
基本性能試験におけるFSOT及びESATの平均値を含む結果の表示,又は,付加機能性能試験におけるその付加機能を動作させた場合のFSOT及びESATの値とデフォルトの基本状態(付加機能を動作させない状態)での値との比を示した結果の表示。
summary report
3.13
試験用ファイル
試験原稿を作成するために用いるディジタルファイル。
test file
3.14
試験セット
試験原稿の全ページ(部ともいう。)。
test set
3.15
試験原稿
実験方法ごとの試験で用いる,試験用ファイルから作成する用紙出力文書。注記 同意語としてはテストチャートがある。
test target
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