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JIS X 7109:2009
地理情報―応用スキーマのための規則 2009制定

番号 用語 定義 対応英語
4.1 応用●応用システム 利用者の要求にこたえるために行われるデータの操作及び処理(ISO 19101参照) application
4.2 応用スキーマ 一つ以上の応用システムによって要求されるデータのための概念スキーマ(ISO 19101参照) application schema
4.3 複合地物 他の諸々の地物から構成される地物 complex feature
4.4 概念モデル 論議領域の概念を定義するモデル(ISO 19101参照) conceptual model
4.5 概念スキーマ 概念モデルの形式記述(ISO 19101参照) conceptual schema
4.6 データ集合 他と識別可能なデータの集まり(JIS X 7115参照) dataset
4.7 定義域 明確に定義された集合(JIS X 7107参照) 注記 “明確に定義された”集合とは,定義を満足するものはすべて集合の中にあり,定義を満足しないものはすべて集合の外にあることを示す,必要十分な条件を与える定義であることを意味する。 domain
4.8 地物 実世界の現象の抽象概念(ISO 19101参照)
注記1 地物は,型又はインスタンスとして現れる。地物型又は地物インスタンスという用語は,いずれか一方だけを意味するときに使うことが望ましい。
注記2 地物は元来地上の自然物及び人工物を指す用語であるが,この規格では,それ以外の実世界に現れる物事を抽象化した概念も指す。
feature
4.9 地物関連 ある地物型のインスタンスを,地物型が同じ又は異なるインスタンスに関連付ける関係(JIS X 7110参照) feature association
4.10 地物属性 地物の特性(ISO 19101参照)
注記1 地物属性は,型又はインスタンスとして現れる。地物属性型又は地物属性インスタンスという用語は,いずれかを意味するときに使うことが望ましい。
注記2 地物属性型は名前,データ型及び地物属性に関連する値の定義域をもつ。地物インスタンスの地物属性は,加えてその定義域から選ばれた属性値をもつ。
feature attribute
4.11 地物操作 ある地物型のすべてのインスタンスが実行できる操作(JIS X 7110参照)
例1 地物型“せき(堰)”の地物操作は“せき(堰)のかさ(嵩)を上げる”である。この操作によって,“せき(堰)”の高さが上がり,“貯水池”の水位が上がる。
例2 地物型“せき(堰)”による地物操作が“水路を航行する船を遮る”であってもよい。
feature operation
4.12 地理データ 地球に関係した場所への暗示的又は明示的な参照をもったデータ 注記 地球に関係した場所に暗示的又は明示的に関連する現象に関する情報を意味する用語として,“地理情報”も使用する。 geographic data
4.13 メタデータ データに関するデータ(JIS X 7115参照) metadata
4.14 モデル 現実の幾つかの側面の抽象概念 model
4.15 描画法 人間に対する情報の表示(ISO 19117参照) portrayal
4.16 品質 明示的又は暗示的に述べられた要求を満たす能力に関する製品特性の総体(ISO 19101参照) quality
4.17 論議領域 関心あるものすべてを含んだ,実世界又は仮想世界の範囲(ISO 19101参照) universe of discourse

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