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JIS X 7110:2009
地理情報―地物カタログ化法 2009制定

番号 用語 定義 対応英語
4.1 地物 実世界の現象の抽象概念(ISO 19101参照)。
注記 地物は,型又はインスタンスとして現れてもよい。地物型又は地物インスタンスという用語は,一方だけを意味するときに用いることが望ましい。
例 “エッフェル塔”という名称の現象は,他の類似の現象とともに地物型“塔”に分類してもよい。
feature
4.2 地物関連 ある地物(4.1参照)型のインスタンスを同じ又は異なる地物型のインスタンスに関連付ける関係。 feature association
4.3 地物属性 地物(4.1参照)の特性(ISO 19101参照)。
注記 地物属性には,名称,データ型及びそれらに関連付けられる値の定義域がある。地物インスタンスの地物属性も,値の定義域から与えられた属性値をもつ。
例1 “色”という名称の地物属性は,“文字列”というデータ型に属する“緑”という属性値をもってもよい。
例2 “長さ”という名称の地物属性は,“実数”というデータ型に属する“82.4”という属性値をもってもよい。
feature attribute
4.4 地物カタログ 1以上の地理データ集合において出現する地物(4.1参照)型,地物属性(4.3参照)及び地物関連(4.2参照)の定義及び記述を,それに適用してもよい地物操作(4.5参照)とともに含むカタログ。 feature catalogue
4.5 地物操作 ある地物(4.1参照)型のすぺてのインスタンスが実行できる操作。
注記 地物操作が地物型定義の基礎になることがある。
例 “せき(堰)”に対する地物操作は,せき(堰)の高さを上げるである。この操作の結果“せき(堰)”の高さ及び“貯水池”の水位が上がる。
feature operation
4.6 操作定義言語 地物操作(4.5参照)が形式的に記述される言語。注記 操作定義言語では,地物型を抽象データ型として表してもよい。 functional language

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