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JIS X 7114:2009
地理情報―品質評価手順 2009制定

番号 用語 定義 対応英語
4.1 適合品質水準 データ集合が,製品仕様又は使用者要件に明らかにする基準をどのくらい満たすかを判断するために用いるデータ品質評価結果のしきい値又はしきい値の集合。 conformance quality level
4.2 データ集合 他と識別可能なデータの集まり(JIS X 7115)。 dataset
4.3 データ集合系列 同じ製品仕様書を使って作成したデータ集合の集まり(JIS X 7115)。 dataset series
4.4 直接評価法 データ集合中のアイテムの検査に基づいてデータ集合の品質を評価する方法。 direct evaluation method
4.5 全数検査 データ集合中の,すべてのアイテムに対して行う検査。注記 全数検査は,100%検査ともいう。 full inspection
4.6 間接評価法 外部知識に基づいてデータ集合の品質を評価する方法。注記 外部知識の例として,作成手法,元データといったデータ集合の系譜が挙げられる。 indirect evaluation method
4.7 アイテム 個々に記述し,考察することができるもの(JIS Z 9015-1)。注記 地物,地物間関係,地物属性又はこれらの組合せなど,データ集台の任意の部分がアイテムになる。 item
4.8 母集団 考察の対象となる特性をもつすべてのものの集団(ISO 3534-2)。
例1 データ集合のすぺての点。
例2 特定の地理領域内の全道路名称。
population
4.9 参照データ 直接外部品質評価法において比較対象として使用する,論議領域を代表すると認められるデータ。 reference data
4.9A データ品質要素 データ集合の品質を記録する定量的な構成要素(ISO 19101)。注記 JIS X 7113では,五つのデータ品質要素(完全性,論理一貫性,位置正確度,時間正確度,主題正確度)を規定しているが,データ品質要素自体は,具体的な情報を担って,品質報告の中に現れるものではない。具体的な情報を担って品質報告の要素となるのは,データ品質要素のそれぞれに対して規定されているデータ品質副要素(例えば,論理一貫性に対する書式一貫性)である。一方,JIS X 7115では,JIS X 7113でいうデータ品質副要素の総称として,“データ品質要素”を使い,データ品質副要素という用語は使用していない。JIS X 7115では,JIS X 7113でのデータ品質要素(例 論理一貫性)は,データ品質要素の特化の中間段階として位置づけている。この規格では,特に断らない限り,JIS X 7113での用法に従う。 data quality element
4.9B データ品質適用範囲 品質情報を報告するデータの範囲又は特性(JIS X 7113)。注記 JIS X 7113では,“適用可能な各データ品質副要素に対して,少なくとも一つのデータ品質適用範囲を特定しなければならない。”と規定している。これとは逆に,JIS X 7715では,一つのデータ品質適用範囲に対して,複数のデータ品質要素(JIS X 7113でいうデータ品質副要素)が対応可能と規定している。この規格では,特に断らない限り,JIS X 7113での用法に従う。 data quality scope

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