← 一覧に戻る ↓ このページの最下段に移る

JIS X 7155:2011
地理情報―場所識別子(PI)アーキテクチャ 2011制定

番号 用語 定義 対応英語
4.1.1 PI●場所識別子 場所を表現している広義の識別子。地理識別子,座標などがある。 place identifier
4.1.2 PIプラットフォーム PI変換に必要となるデータを登録及び管理するとともに,変換の操作を実行する情報システム(レジストリ)の群。各情報システムでは,目録(アイテムに割り当てられた識別子及び関連するアイテムについての記述を含むファイルの集合)が維持される。 PI platform
4.1.3 PIアプリケーション PIを使ってエンドユーザ又は他のアプリケーションに対してサービスを提供するアプリケーション。注記 アプリケーションとは,利用者の要求を支援するデータ操作及びデータ処理をいう(ISO 19101参照)。 PI application
4.1.4 PI変換 ある場所識別方法に基づくPIを,同じ場所を示す,別の場所識別方法に基づくPIに変換すること。
例 数寄屋橋という地名を緯度経度座標に変換する。
  戦前の淀橋区yy町という地名を,現在の地名(新宿区zzn丁目)に変換する。
  東京タワーというランドマーク名を,住所に変換する。
PI conversion
4.1.5 座標 n次元空間内の点の位置を示すためのn個の数値の列(JIS X 7111参照)。注記 座標演算は,元の系の座標に対して行い,目的とする系での座標値を得る。 coordinate
4.1.6 座標参照系 原子によって実世界に関連付けた座標系(JIS X 7111参照)。注記 座標参照系は,数値に単位を付けなければならない。 coordinate reference system
4.1.7 座標演算 ある座標参照系から他の座標参照系への1対1の関係に基づく座標の変更(JIS X 7111参照)。 coordinate operation
4.1.8 空間参照 実世界における位置の記述(JIS X 7111参照)。
注記1 これは,ラベル,コード又は座標の形態をとってもよい。
注記2 位置の記述の形態は,PIの応用スキーマ及び符号化規則によって定義される。
spatial reference
4.1.9 空間参照系 実世界における位置を識別するための体系(JIS X 7112参照)。 spatial reference system
4.1.10 地名辞典 位置に関する何らかの情報を含む地物のクラスのインスタンスの要覧(JIS X 7112参照)。注記 位置の情報は,必ずしも座標である必要はなく,記述的なものでもよい。 gazetteer
4.1.11 地理識別子 場所の識別のための,ラベル又はコードの形式による空間参照(JIS X 7112参照)。例 “日本”は,国名の例である。“102-0083”は,郵便番号の例である。 geographic identifier
4.1.12 登録 ある項目に対して永続的で,固有かつ明白な識別子を割り当てること(ISO 19135参照)。 registration
4.1.13 ユーザ システムに対し,サービスへの要求を起動する動作中のオブジェクト(ISO 19132参照)。
注記1 この規格におけるPIプラットフォームを利用するユーザ。PIのデータ作成者,空間参照系のデータ作成者,PIアプリケーションのことを指す。
注記2 動作中のオブジェクトとは,機械処理するときのプログラムなどのことをいう。
user
4.1.14 サービス インタフェース経由で実体によって提供される他と明確に区分される機能の一部(ISO 19119参照)。注記 PIプラットフォームの外部のユーザに対して機能を提供するシステム。 service
4.1.15 サービスメタデータ サーバで利用可能な操作及び地理情報を記述するメタデータ(ISO 19128参照)。 service metadata
4.1.16 インタフェース 要素の振る舞いを特徴付ける,名付けられた操作の集合(ISO 19119参照)。 interface
4.1.17 IRI 国際化URI。IRIはURI全体の文字列の国際化方式を規定するもの(RFC 3987参照)。 Internationalized Resource Identifiers

← 一覧に戻る ↑ このページのトップに戻る