一覧に戻る
このページの最下段に移る
JIS X 7363:2010
Webサービス相互運用性―WS−I シンプルSOAPバインディングプロファイル1.0
2010制定
番号
用語
定義
対応英語
JA.1
バインディング
バインディングは,サービスの仕様を表現したインタフェースと,インタフェースで定義されたメッセージを伝送するための具体的な伝送プロトコル及びデータフォーマットとを関連付けるものである。バインディングの指定はSOAPバインディング,HTTPバインディングなどそれぞれの箇所で行う。
binding
JA.2
バイト順マーク
データの記録・送信を行うときのバイトの並び順パターンであるエンディアン(big-endian,little-endian)を識別するために,ファイルの先頭に付与される符号。
BOM
JA.3
コンテンツ型
HTTPプロトコルにおいて,やり取りされるデータの形式を指定するためのへッダフィールド。メディア型が指定される。MIMEパートのデータ形式を指定する場合にもContent-Typeヘッダフィールドが用いられるが,この規格で規定しているのはHTTPのヘッダフィールドについてだけである。
Content-Type
JA.4
名前空間
特定XML標準スキーマによって定められた要素名及び属性名の集合。XMLインスタンスでは,要素を“名前空間接頭辞:要素名”,属性を“名前空間接頭辞:属性名”という形式で記述する。名前空間接頭辞によって,要素及び属性がどの名前空間に属するかを見分ける。この書き方を使って,複数のXMLスキーマで定義された要素及び属性を,一つのXMLインスタンス内で混在させて使うことができる。
namespace
JA.5
シリアライゼーション●シリアル化
SOAPでRPCを行うためには,メソッドの引数及び戻り値に使われる変数,配列,オブジェクトなどをXML文書に変換したり,元に戻したりする必要がある。データをXML文書に変換することを“エンコード”又は“シリアライズ”,元に戻すことを“デコード”又は“デシリアライズ”という。シリアライゼーションは,シリアライズする行為である。
serialization
JA.6
抽象的なインタフェース仕様
対応国際規格において,WSDLのportTypeを,abstract contractを定義するものと表現している。WSDLは,送信者と受信者との間でメッセージをやり取りするときの取決めのようなものなので,contractという表現となっている。また,portTypeはオペレーション及び入出力メッセージを抽象的なレベルで定義しており,それらはbindingによって具体化されるものであるため,abstractが使われている。この規格においては,文章を分かりやすくするため,portTypeの意味をくみ取って,“抽象的なインタフェース仕様”と訳した。
abstract contact
一覧に戻る
このページのトップに戻る