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JIS X 9205:2005
電子製版画像データ交換用タグ付きファイルフォーマット(TIFF/IT)
2005改正●1999制定
番号
用語
定義
対応英語
4.1.1
バイト降順●ビッグエンディアン
バイトアドレスが増加するとともに,16ビット又は32ビットの符号なし2進整数が最上位バイトから最下位バイトの順に並んでいる状態。
big-endian●big-endian byte-ordering
4.1.2
バイト昇順●リトルエンディアン
バイトアドレスが増加するとともに,16ビット又は32ビットの符号なし2進整数が最下位バイトから最上位バイトの順に並んでいる状態。
little-endian●little-endian byte-ordering
4.1.3
オフセット
TIFF/ITファイルの先頭バイトに対する相対アドレス。
offset
4.1.4
オフセット値
TIFF/ITフィールドの値,又はその値が入っている領域へのオフセットを示す2進整数値。
offset value
4.1.5
画素
画像を形成する最小の構成要素。
pixel
4.1.6
データセット用網値
最終の用紙上に転写するインキ像を形成するための刷版又はフィルム上のパーセント面積値。計算機内のデータとして書き込む。参考 この値は,網点フィルムの階調値に対応する。例えば,最終印刷物で最も明るい点(ハイライト部)を0%(計算機ファイル内ではしばしば0)に近い値で表し,最も暗い点(シャドー部)を100%(計算機ファイル内ではしばしば255)に近い値で表す。
printing tone value●printing dot value●printing dot value of a data set
4.1.7
入力システム
入力としてファイルを受け入れ,そのファイルの処理を実行する応用プログラム,システム又はサブシステム。最小機能の入力システムは,あらかじめ定義された基準に基づいてファイルを受け入れるか又は拒絶するかを行い,受け入れた場合,次の処理システムにファイルを渡すものをいう。
reader
4.1.8
ランレングス符号化●連長符号化
同一色値の画素が連続する部分を多く含むデータ列を符号化する方法で,符号化結果は,カラー値とその繰返し回数とを対としたデータ列で表される。参考 ランレングス符号化は,データ圧縮に寄与する。
run length encoding
4.1.9
分解色版
レンダリング過程で用いられる単色版のそれぞれに対応する個々のデータの面。参考 プロセスカラーに対しては,シアン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y)及びブラック(K)である。追加の分解色版は,特色又は特殊な色に対して,又は光沢をもたせるような画像の仕上げ処理に対してしばしば必要となる。
separations
4.1.10
特色
名前によって表記される単独のインキであって,プロセスカラーとは独立に表記される数値で表す。
spot colour
4.1.11
列
文字,バイト,整数などの連続したもの。
string
4.1.12
TIFF/ITフィールド●TIFFフィールド
IFDエントリ(12バイト領域で,画像の諸属性を定義する。)又はIFDエントリが指し示す実際値を含むデータ領域から構成されるデータ列。参考 一つのデータ列は,フィールド名,タグ及びフィールドタイプによって識別する。
TIFF/IT field●TIFF field
4.1.13
TIFF/ITタグ
TIFF/ITファイル内の各エントリに対して一義的な数字で表現した識別子。
TIFF/IT tag
4.1.14
透明色
下層に画像があれば,透けて見えることを示す属性。参考 色“白”は,素地(紙)だけを示し,下層の画像は透けて見えないことを示す。“透明”属性は,LW,HC,BL若しくはBPファイルタイプ内で画素のラン又は色番号で指定する色を形成するいずれかの版又はすべての版に適用してよい。
transparent colour
4.1.15
トラッピング
印刷工程での寸法変化を考慮した版の修正技法。印刷機の見当合わせ誤差のため,着色せずに残りそうな色と色との境界部で,指定の色が重なるように印刷する分解色版を得る技法。
trapping
4.1.16
偶数境界そろえ
連続バイトが偶数オフセットで始まっている状態。
word-aligned
4.1.17
出力システム
あらかじめ定義された基準に基づいてファイルを生成し,かつ,出力用にファイルを提供する応用プログラム,システム又はサブシステム。
writer
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